【ハイキュー!!】これを愛と呼ぶなら。#6

…2 ページ13

______


練習も終わり、いつも通り自主練を始めようと、

第3体育館へ向かう。


しかし、ふとAのことが気になって。


一回だけ休憩時間の時に、

音駒の部屋にいるAの様子を見に行ったけど、


梟谷のマネージャーに、

「寝てるから」と追い出されてしまった。


マネージャーが交代でAの世話をしてくれていたらしい。



黒尾「…あー、俺、Aの様子見てから行くわ」



と、言うと



赤葦「俺も行きます」



ついてこようとする赤葦。


俺たちの間に静かに火花が飛んでいることに、

恐らく他2人は気づいていない。



月島「…あ、Aさん」



黒尾「「は⁉」」
赤葦


ツッキーの声に振り向くと、

マスクをして、俺のジャージを着ているAが、


A「寂しくてきちゃったー」


と笑ってそこにいた。


黒尾「熱は？」

A「ない！と思う！」


Aの前髪を手ですくって、

額と額をくっつける。



……うん、熱はないな。



A「でも、うつしちゃうかもしんないから、

　 今日は端っこで見てるねー」



Aが、そう言ってちょこちょこと体育館の端に移動した。


木兎「Aー、流れ球には気を付けろよー！」

A「はーい」


ドア付近にちょこんと座ったのをみとどけて、




黒尾「よっしゃ、そしたら今日も止めますかねー」

木兎「ぶち抜いたらァ！！」







スパイク練を始めた。

…3→←【消えないキズ】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す