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A「はい、あーん」
宮侑「あー」
おかゆを作って、(リビングに梅干しが置いてあったので活用)
侑に食べさせてやる。
さっき熱測ってもらったら、38.5度あった。
それで部活行こうとしてたんだから、ほんと馬鹿だ。
A「あと少し、残り食べたら、薬飲んで寝てね」
薬と水をベッド脇に置いて、部屋を出ようとすると
宮侑「A」
侑に呼び止められて。
A「なにー？」
近づくと、侑はおかゆのお碗を置いて、
Aを抱きしめた。
帰ってきた当初より、だんだんと息があがっている侑。
…しんどいんだろうな。
宮侑「…もうちょい、ここおって…」
A「…いいよ」
風邪を引くと、人恋しくなるの原理だろうか。
侑の背中に手を回し、頭をぽんぽん、と撫でてやった。
A「しんどいねー…大丈夫だからねー…」
しばらくそうやってなだめていると、
少し落ち着いたのか、侑の声色が変わった。
宮侑「A…それ、誘ってんの？」
A「は？」
侑が、Aの着ているTシャツの中に、手を入れてきた。
宮侑「そんな着方して…」
A「ちょ、なに言って、ひぁ、」
侑が、Aの耳を甘噛みした。
侑の手がさらに奥まで入ってくる。
下着に手がかかる___の瞬間、侑の手がダラリと下がった。
A「あ、つむ…？」
宮侑「ｽｰ…」
どうやら、力尽きて寝てしまったようだった。
________…今、こわかった
寝てくれてよかった、と素直に思った。
侑をベッドに寝かせ、冷えピタを頭に貼り、
一発ビンタをかまして部屋を出た。
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作者名：カカシ | 作成日時：2019年11月20日 17時
