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A「…言ってくれたら、手伝ったのに」



お昼休み。


金曜のお昼は、いつも中庭で菅原と食べる。


実を言うと去年からそうだったのだが、

なんとなく、その習慣が続いていた。



菅原「いやー、俺たちが勝手にやってたことだしなー」



あはは、と笑う菅原。



A「あの2人うまくやってます?」

菅原「んー…まあ、いがみあってはいるけど、

  ぼちぼち?みたいな、?」


A「飛雄はちょっと捻くれてるからなぁ…」



笑いながら、菅原が側の自販機で、

飲むヨーグルトとイチゴオレのボタンを押した。

イチゴオレをAにひょいっと投げてよこしてくれる。



菅原「影山って、中学の時からあんなんだったの?」


A「んー…まあ、単純で、バカで、素直で、

  バカで、口も性格も悪くてキツくて、バカで…」


菅原「バカ多くねぇ?」



菅原が自身の飲むヨーグルトから目を離さず、

ストローを刺しながら言った。


Aも、いちごオレにストローを刺して一口。




……あまい。








A「……でも、あの子バレー馬鹿なんです。

  誰よりも一生懸命で、いつも努力してました。

  勝ちたい、まだコートにいたいっていう気持ちが、

  誰よりもずっと強いんですよ。」



Aが思い出すようにポツリと答えると、

菅原はニシシッと笑って言った。


菅原「じゃあ、日向と合わさるととんでもなく強えかもな!」


A「日向?」


菅原「ちょっと前からアイツらの練習見ててさ、

  日向って、勝利への執着心が強いんだなって

  思ってたんだよ。

  なんつーか、その、しがみつく力ってゆーのかな」



えーと、とか、うー、とか、

いい表現を捻り出そうと顔をしかめる菅原。


そんな菅原を見て、

Aは思わずクスッと笑ってしまった。



A「スガさんが言うなら、間違いなさそうです」


菅原「あっ、A今笑ったべや⁉」

A「笑ってませんよー」







アホ毛がぴょこぴょこ揺れる菅原を見て、

笑いを堪えながら、まだ残っているイチゴオレに口つけた。

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みーこ(プロフ) - 赤葦オチ希望です!!! (2019年12月2日 12時) (レス) id: a2ff188f3c (このIDを非表示/違反報告)
ころな☆ - 宮ツインズ好きなんですけど、出てきますか! (2019年11月13日 9時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 赤葦の話がみたいです!! (2019年11月10日 11時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
薬味 - 続き楽しみにしてますー! (2019年11月7日 1時) (レス) id: c0cfdfe5c5 (このIDを非表示/違反報告)
半紙(プロフ) - 楽しみにしてますぞぉぉおい(`∀´*) あたしツッキー推しぃぃ! (2019年11月6日 18時) (レス) id: 590d5b732c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カカシ | 作成日時:2019年11月6日 17時

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