51.さむい ページ17
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その後、孝支と英くんは連絡先交換して
それなりに仲良くなったみたい。
ほぼ孝支の押しかけ論だったけど。
『英くん今空きコマ？』
「うん、4限またある」
『よっしゃ、パイセンが奢っちゃろ。何か飲む？』
4限まではまだ1時間以上時間がある。
そして私は知っている。
英くんがここのカフェの塩キャラメルラテが好きなことを！
「！いいの」
『いいよ〜』
コレを目の前にちらつかせれば、
必ず食いついてくるだろうことも知っている！
「Aさん、僕はブラックコーヒーをお願いします」
『孝支さんはご自分でドウゾ』
「国見、コイツなー…」
『仰せのままに』
危ない野郎から英くんを引き剥がし、
カフェカウンターへ連れて行く。
『塩キャラメルラテ？でいいの？』
「うん、冷たいの」
『え、今日冷えるけど大丈夫？』
「大丈夫」
ブラックコーヒーと、塩キャラメルラテを２つ注文して
孝支の元まで戻る。
『へいお待ち』
「おー、さんきゅ…ぶふぉっ」
まんまと引っかかった孝支。
ホットのブラックコーヒーにガムシロップ4つ入れてやった。
恐らく溶けてないガムシロップがそのまま喉に行ったんだろう。
『ざまぁ』
腹を抱えて笑いを堪える私に、
孝支は舌を突き出して私を睨んだ。
ひとしきり笑って優雅にホットのドリンクを飲んでいると、
再び机の下でスカートの裾が引っ張られる。
『ん？』
「さむい」
『でしょうね！だから言ったじゃん！』
英くんの手を握ると、ヒンヤリとしていた。
『もー…コレあげるから…』
自分のドリンクを、
塩キャラメルラテのホットにしておいて正解だった。
そら寒いよ、もう10月だもの。
ホットのラテを英くんの前に押しやると、
英くんはそれを受け取らず私の両手を自分の頬に当てがった。
「…コッチがいい」
『っぅぐ、』
……ココ、学校なんだけど……！
(……俺、空気だな……)
麻婆豆腐はもういいから構って欲しい、
菅原孝支はそんなことを考えていた。
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Kuro ken(プロフ) - ニヤけすぎて表情筋がヒジョーに痛いw (2020年5月6日 14時) (
レス) id: 43e95bf2f0 (このIDを非表示/違反報告)
カカシ(プロフ) - ルイちゃんさん» ありがとうございますぅうう！まさかそんなこと言っていただけるなんて、、！感極まって涙出そう、、！（ ; ; ）ありがとうございました！ (2020年4月1日 22時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
カカシ(プロフ) - Decemberさん» えええ嬉しいですコメントありがとうございます！！こちらこそ素敵なこと言ってくださるDecemberさんがいて本当に嬉しいです、、！（ ; ; ） (2020年4月1日 22時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
カカシ(プロフ) - 神皇音雅樂さん» 嬉しいですコメントありがとうございます！！国見ちゃんわっしょいは不滅です（笑） (2020年4月1日 22時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
カカシ(プロフ) - 瑞稀さん» 生きがいだなんて、、！嬉しいですありがとうございました！！白布くんも頑張りますので是非見てくださいぃい！！ (2020年4月1日 22時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カカシ | 作成日時：2020年3月26日 14時
