【及川徹】これを愛と呼ぶなら。#9

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花巻「いやー、変わってねぇなー」

及川「チョット！こんなにカッコよくなって帰ってきたのに！」


花巻「そーゆうトコ」


目の前にはビールのジョッキを片手に

ほろ酔っている花巻さん…と、



白布「すみませーんだし巻き追加でー」

国見「及川さんの奢りでー」


及川「君らはホントちゃっかりしてるよね！奢んないし！」



こちらもほろ酔いの国見ちゃんと賢二郎。



A「あはは…」

白布「おい、笑ってんなよ」


A「笑ってないし！てか蹴らないで！」






______…なんでこうなった






盛大なため息をついて、

カシスオレンジの入ったグラスを飲み干した。



飛行機の長旅だったから、

今日は一日家族とゆっくり過ごしてもらうつもりで。



でも徹くんが、

「飲みに行こー」って誘ってくれたから出てきたんだ。



私達2人の家の近くにある居酒屋に入ったら、

なんとまあこの3人がいたわけで。



大分前に花巻さんから「飲みに行こうぜ」って誘われて、


「その日は徹くん帰ってくるから」って断ったの

すっかり忘れてた。




あれ今日のことだったかぁー…。




あれよあれよと流されて、

結局相席することになってしまった。




及川「マッキーAに変なこと教えてないよね⁉」

花巻「……。どうでしょー」


及川「何今の間⁉」




横目でちらりと徹くんを見ると、

酒が回ってきているのか顔が赤くなって楽しそう。



まあ会うの久しぶりだろうし、

徹くんが楽しいならそれはそれでいいんだけど。






出来ればやっぱり、







2人きりがよかったなぁ、なんて思うのは、

わがままなのかな。

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