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【はじめて】 ページ6

A「凛ちゃん凛ちゃん!」


朝練終わり。


全速力で教室に飛び込んで、

自分の机よりも先に須藤の机に来た。


須藤「何⁉怖い!」


須藤の前に携帯を突き出す。


メールの差出人は〈国見英〉で、

『いませんよ』

と言う文字が表示されている。


須藤「あっ よかったじゃん」

A「紙3枚分並に反応薄いね⁉」


須藤「(…嬉しそうだなぁ)」


携帯を抱きしめて幸せそうなAを見て

須藤までも微笑ましくなっていることは知る由もなく。



1限が始まっても、ニヤニヤした顔が収まらず。


机の下で携帯を開いて、

国見のメールを繰り返し繰り返し読み返す。



縁下「A!オイ、ヤバイって」


隣の席の縁下が苦言を呈す。


A「なに?」


縁下が無言で指差した方向を見ると、

英語の赤松先生が腕組みをして立っていた。


A「ぎゃ」

「ハイ、椎名携帯没収、昼休みに職員室」

A「ゴメンナサイ…」


携帯を没収され、コソッと須藤の方を見ると

それに気づいたのか須藤は、やれやれ、という仕草をした。



_________



須藤「…そりゃ、アンタから告白しなきゃダメでしょ」

A「デスヨネ!」


無事に赤松先生から携帯を返してもらい、

須藤と机を囲ってお弁当箱を開く。


A「自分から告白したことないから分かんない…」


机に頭をもたげると、須藤に両頬を掴まれた。


須藤「今のは嫌味ですか?モテ女」

A「ちちち違います!」

…2→←…5



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カカシ(プロフ) - さむつむさん» いつもコメントありがとうございます(*´˘`*)国見ちゃん編、もう少し続きます。何卒お付き合いください(*´˘`*) (2019年12月27日 0時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
さむつむ(プロフ) - 最っ高です!!!!!さっきからずっと叫んでます!!! (2019年12月25日 16時) (レス) id: 0a4236f730 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カカシ | 作成日時:2019年12月11日 14時

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