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_________


国見「!」


部活終わり。

部室で着替えているときに、なんとなく携帯を開いて、

そのまま勢いよく鞄に携帯を突っ込んだ。


花巻「?どうした国見」

国見「どうもしてません」


鞄に手を突っ込んだまま答える。


及川「ハァイ、今日ラーメン行く人ー?」


花巻「何?奢り?」

岩泉「俺、醤油な」

松川「坦々麺」


及川「いや奢りじゃねーから!」


わらわらと皆が及川さんについていく。


俺の足は皆とは反対方向、

駅の方へと進んでいた。


金田一「あれ、国見行かねーの?」


見かねた金田一が聞いてくる。


国見「あー…今日は、チョット」


俺が曖昧に答えたのがいけなかったのか、

花巻さんが面白がってツッコんできた。


花巻「なに、国見ー。彼女でも出来た?」

及川「エッ 国見ちゃんに⁉」


花巻さんがでっかい声で言ってくれるもんだから、

1番面倒くさい及川さんまで聞いてくる。


岩泉「おい、やめとけ」

松川「国見のあんな嫌そうな顔中々ないぞー」


まだ良心的な他の3年生に救われて、なんとか脱出できた。



すみません、とだけ言って、その場を去る。

駅に向かう足が、だんだんと早まっていく。


駅について、電車に乗って、

家について、ご飯を食べて、風呂に入って、


ベッドに潜り込んで携帯を開く。




A『彼女いる?』




という、たった5文字の文章を、

何度も何度も読み返す。




国見「…あー…やば…」




何度も何度も何度も、目に焼き付けるように読んで。

その回数に比例するように、心臓は高鳴っていく。



ただの質問なのに、心臓は痛いくらい締め付けられて。







_________…これ、






__…期待、していいんですよね?

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カカシ(プロフ) - さむつむさん» いつもコメントありがとうございます(*´˘`*)国見ちゃん編、もう少し続きます。何卒お付き合いください(*´˘`*) (2019年12月27日 0時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
さむつむ(プロフ) - 最っ高です!!!!!さっきからずっと叫んでます!!! (2019年12月25日 16時) (レス) id: 0a4236f730 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カカシ | 作成日時:2019年12月11日 14時

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