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国見「…え」
俺の腕をしっかり掴んで、
Aさんが夜の空に向かって叫んだ。
寒さのせいか、目はじんわりと赤くなっている。
A「私、すき。国見ちゃんがすき______…」
思考がようやく追いついてきて、
自分の顔に熱が集まるのが分かった。
A「______…すき」
言うのをやめないAさんを、
国見「ちょ、黙って……」
腕を引いて抱きしめた。
赤くなっているであろう顔を見られないように、
頭を胸に押し付ける。
国見「…本気、ですか」
A「あ、国見ちゃん信じてない」
Aさんが、俺の胸を押して少し距離を取る。
国見「いや、だって…」
刹那、ジャージの首元をぐいっと掴んで引き寄せられる。
Aさんの顔がドアップになって、
次に、感じたのは、
唇にそっと当たる柔らかい感触。
やがて、その感触がそっと離れて、
Aさんが赤くなった顔と、
うるんだ目で俺を見つめていて。
それでようやく、キスされたのだと理解した。
A「…好きな人じゃないと、できないよ」
Aさんが、ぷい、と目を背けて言った。
A「順番、逆になっちゃったんだけど…
返事…聞かせて…?」
Aさんの腰を抱いて、
右手で顎を掴んで押し上げて、
ピンク色の小さな唇にキスを落とした。
顔を真っ赤にして、唖然とするAさん。
国見「…好きな人じゃないと、できないです」
______…たぶん、俺の顔も赤いと思う。
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カカシ(プロフ) - さむつむさん» いつもコメントありがとうございます(*´˘`*)国見ちゃん編、もう少し続きます。何卒お付き合いください(*´˘`*) (2019年12月27日 0時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
さむつむ(プロフ) - 最っ高です!!!!!さっきからずっと叫んでます!!! (2019年12月25日 16時) (レス) id: 0a4236f730 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カカシ | 作成日時:2019年12月11日 14時