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______


朝に、変なことがあったせいで、

2人の間には微妙な沈黙が流れていた。


お互い黙りこくっているから、

沈黙を破るために勝負に出てみる。



黒尾「…いーんだよな?」

A「…ぅ、え、」



Aの頬に手を添わせた。



身体が熱くなるのが分かった。

心臓が煩いほど高鳴って、今にも飛び出そうだ。



Aの熱を帯びて、潤んだ視線に絆されて、

吸い込まれてしまいそうだった。







______…スッゲー、かわいい、








黒尾「…なーに、その顔。誘ってんの?」

A「ぇえ⁉ち、ちが…!」




ジョーダンだよ、と笑って、

慌てるAの頭を撫でた。




黒尾「______…A」





名前を呼ぶと、Aの肩がぴくん、と強張った。






黒尾「…好きだ」



A「…私も、す」







"私も、好き"







最後までその言葉が聞こえなかったのは、



俺が彼女の唇を塞いだから。





視界がAでいっぱいになって、

小さくて薄い、唇に触れる。





それが心地良くて、

心臓の高鳴りには気づいていないフリをして、


Aの頭を撫でてやると、Aがそっと目を閉じた。






ゆっくりと唇が離され、目を開けると、

顔を赤くしたAと目が合って。



お互い、照れて笑ってしまった。








あぁ、









ずっと、欲しかった









ずっと、好きだった______…









______…ようやく、これで、









黒尾「…俺のモンだ」





Aの肩を優しく抱いて、

もう一度、柔らかい唇にキスを落とした。








片想い歴、約10年。






ようやく、終止符が打たれた。

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カカシ(プロフ) - marindさん» marindさん、コメントありがとうございます(*´˘`*)黒尾編もう少し続きますので、是非お付き合いください(*´˘`*) (2020年1月2日 0時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
marind - 黒尾さんやばい!めっちゃカッコいいいいい!!! (2020年1月1日 18時) (レス) id: e8598985e0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カカシ | 作成日時:2019年12月11日 13時

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