検索窓
今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:62,719 hit

…2 ページ20

______


いろんな機械に繋がれながらも、

すやすやと眠るAの横顔を見つめた。


Aの頬を撫でた後、

電話をかけるために部屋を出る。



まず、研磨。



普段めったに泣かない研磨が、

泣いているのが電話を通してわかった。


研磨と電話を代わって猫又監督にも、

〈今日はそこにいてやりなさい〉と言われ、


背後で〈目覚めたって!〉と騒ぐ声も聞こえた。



自分の親にはもう連絡したから、



次に、澤村。



負けたことの報告と、謝罪をされ、

Aについていたことの感謝を述べられた。


数名、泣き叫ぶ声も聞こえ、


武田先生と烏養さんからも、感謝の意を述べられた。



田中〈俺、兄貴っぽくないすか?〉

東峰〈なら俺父親で…!〉


澤村〈おい待て、父さんは俺だ〉



なんとしても面会に来ようとする烏野の声が聞こえて、


黒尾「あー、いえ、面会時間過ぎてるし、

  今日は俺がついてるんで大丈夫です。…はい、はい」



少しデカめに、向こうにも聞こえるように言うと


ちくしょぉぉと叫んでいた。






そして、もう1人。




携帯に表示された名前を見て、





伝えるべきか、伝えないべきか。





頭を抱えた。





少し震える手で、通話ボタンを押す。





黒尾「…もしもし、夏樹くん?」





そう言った俺の声も、震えていた。

…3→←【頰を伝って】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (41 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
143人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 黒尾鉄朗 , 音駒
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

カカシ(プロフ) - marindさん» marindさん、コメントありがとうございます(*´˘`*)黒尾編もう少し続きますので、是非お付き合いください(*´˘`*) (2020年1月2日 0時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
marind - 黒尾さんやばい!めっちゃカッコいいいいい!!! (2020年1月1日 18時) (レス) id: e8598985e0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カカシ | 作成日時:2019年12月11日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。