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いろんな機械に繋がれながらも、
すやすやと眠るAの横顔を見つめた。
Aの頬を撫でた後、
電話をかけるために部屋を出る。
まず、研磨。
普段めったに泣かない研磨が、
泣いているのが電話を通してわかった。
研磨と電話を代わって猫又監督にも、
〈今日はそこにいてやりなさい〉と言われ、
背後で〈目覚めたって!〉と騒ぐ声も聞こえた。
自分の親にはもう連絡したから、
次に、澤村。
負けたことの報告と、謝罪をされ、
Aについていたことの感謝を述べられた。
数名、泣き叫ぶ声も聞こえ、
武田先生と烏養さんからも、感謝の意を述べられた。
田中〈俺、兄貴っぽくないすか?〉
東峰〈なら俺父親で…!〉
澤村〈おい待て、父さんは俺だ〉
なんとしても面会に来ようとする烏野の声が聞こえて、
黒尾「あー、いえ、面会時間過ぎてるし、
今日は俺がついてるんで大丈夫です。…はい、はい」
少しデカめに、向こうにも聞こえるように言うと
ちくしょぉぉと叫んでいた。
そして、もう1人。
携帯に表示された名前を見て、
伝えるべきか、伝えないべきか。
頭を抱えた。
少し震える手で、通話ボタンを押す。
黒尾「…もしもし、夏樹くん?」
そう言った俺の声も、震えていた。
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カカシ(プロフ) - marindさん» marindさん、コメントありがとうございます(*´˘`*)黒尾編もう少し続きますので、是非お付き合いください(*´˘`*) (2020年1月2日 0時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
marind - 黒尾さんやばい!めっちゃカッコいいいいい!!! (2020年1月1日 18時) (レス) id: e8598985e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カカシ | 作成日時:2019年12月11日 13時