【黒尾鉄朗】これを愛と呼ぶなら。#8

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明日はいよいよ、3日目。




VS 音駒






誰もが待ち望んだ、



ネコ対カラス、ゴミ捨て場の決戦。




まだこれまでの練習試合では音駒から1セットも

とったことのない烏野は気合い十分。





清水「でねー…」




お風呂に入っている時。

突然、器官に強い痛みと違和感を感じて、咳き込んだ。




清水「A？大丈夫？」

谷地「？」



2人が心配そうに見てくる。



A「大丈夫です！ちょっと石鹸の泡吸っちゃって」



と笑っていうと、2人とも、

ほっとしたようにまた世間話を始めた。








______…大丈夫、ちょっと咽せただけ。







『______…ちょっと、痩せただろ』





鋭いなぁ…相変わらず。



確かに、最近よく咳き込むようになって、

食事も喉を通らなくて、3キロほど落ちた。








激しい運動もしてないし、

強いストレスだってこれといって感じてない。









______…薬飲めば、きっと大丈夫。









案の定、夜の分の薬を飲んだら、

かなり楽になった。




安心して布団に入り込めば、

頭に昔の思い出が浮かんでくる。








______…もしかしたら、明日。









_____…鉄ちゃんのバレーを見れる日は、最後かもしれない。









烏野の応援、したい。






でも、終わって欲しくない。







どちらかが勝てば、どちらかが負ける。









いつまでも続くと勘違いしていた、

淡い幻想は明日で覚めるのだ。

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