狼くんの心情 ページ23
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『へー…すげー、そんなことあったんだ…おとぎ話みたい』
俺の横で目をキラキラさせながら、トレイン先生の話を興味津々で聞くA。
こいつが女だからなのかなんなのか…とてつもなく可愛く見える。
いや、元から可愛いんだが…
一段と輝いて見えるというか…
エペル「…ジャッククン？ペン落としたよ」
『え？…は？マジじゃん…！！お前…ジャックくんの手元から逃げ出すとな！？(断じて小声)』
Aの喋り方に思わず吹き出しそうになるも、ペンを拾ってくれたので感謝の意を述べた。
『それにしてもジャックくん、さっきからぼーっとしてない？大丈夫？体調悪い？』
ジャック「いや、体調は大丈夫だ。ただ……」
『？』
エペル「……ッ！！ジャッククン…！(何かを察した顔)」
やめろエペル…その顔やめろ…！！ニヤニヤすんな！！！！
ジャック「……な、何でもねえ。ほら、めっちゃ進んでんぞ」
『えー、気になる……って、え！？マジじゃんやべーやべー！(小声)』
急いで丁寧にノートに板書していくAを見て、笑みが毀れる。
突然異世界に飛ばされたにも関わらず、
ここまで異世界の事に興味を持って授業を受けるのは……
確実にAくらいだろうな。
『…ジャックくん、あれなんて書いてるかわかる？』
Aに袖を控えめに引っ張られた。
ジャック「ん？」
『ほら、あの三行目の下の赤文字のさ』
ジャック「ああ、ガーゴイル、だな」
『ガーゴイルね…ありがと！』
ジャック「ああ…目ぇ悪いのか？」
エペル「確かに、さっきから目細めたりしてるよね」
『うん…ちょっとね〜…。眼鏡ないから仕方ないよ』
ってことは、前の世界では眼鏡かけてたってことか。(大正解)
ジャック「また今度、眼鏡作りに行くぞ」
『え？』
エペル「あ、いいね！それ！今週末どう？」
ジャック「あぁ、俺は行ける」
『えっ、あっ、もしかして…二人ともついてきてくれるってこと？』
身長差のせいで自然とAは上目遣いになる。
…心臓に悪ぃ……
ジャック「もちろんだ。詳しいことはまた午後に決めるぞ。次は飛行術があるからな」
エペル「楽しみだね！」
『キィーーーー！(小声)愛でしかない…』
Aは(少し)特殊だが…すげえ話しやすいな。
…この感情は、しばらく閉まっておくことにする。
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シーラカンス - ﾐ゜ｯｯごめんなさい！！！3章(？)にちゃんと書いてありましたね！！！もうしわけないです！！泣 (2021年1月12日 23時) (
レス) id: d35991619f (このIDを非表示/違反報告)
シーラカンス - 友達庇ってトラ天したのに行方不明になってるって矛盾してる気がするんですけど、もしかしてその事故のことが無かったことになってるとかなんですかね？？話はすごく面白くて好きなんですけどそこがめっちゃ気になって、、、 (2021年1月12日 21時) (レス) id: d35991619f (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - 「？」多すぎて「？」のゲシュタルト崩壊が始まりました。少し減らしていただけると一部の読者の目に優しい小説になるかと(ただの願望) お話は面白くて大好きなので、ひそかに直してくれないかなと考えながら読み進めます。 (2020年10月26日 20時) (レス) id: 739f78e142 (このIDを非表示/違反報告)
あいす - とても面白いです！ただ、リドルと錬金術で対面しているので寮長さん呼びに違和感を感じました！ (2020年8月30日 22時) (レス) id: 70b00b1372 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - 【速報】ゴーストはオタクだった (2020年8月5日 12時) (レス) id: 9c59ea3322 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：澱粉 | 作成日時：2020年5月1日 1時
