This is 逆行story！ ２

74 ページ24

こんにちは。北川第一のモブです。あ、3年な？

突然だけどさ、北川第一バレー部に最強四大天使が入ってきたんだ。

え？俺の名前？んなの知らなくていい。それより1年のことだ。




初めて見た時びっくりした。そこだけマイナスイオン放ってるんじゃないかって思うほどだった。

なんか、薄いんだ。影が薄いわけじゃないぞ？それは俺だからな。なんか、魂そのものが薄いような...

とにかく、儚いってのが1番似合う4人だった。




けど、プレーは圧倒的な存在感を見せた。んで、力強い。

あいつらは1年ながらレギュラーに選ばれた。

それだけでもすげーのに、今度は白鳥沢とも交流があるらしいんだ。

練習試合のときの親しさはおかしかった。

あいつらにとって白鳥沢は第2のホーム体育館なんだと。

恐ろしいな。




で、今、一緒にメシ食ってる。

は？ってなるよな。

この後すぐ戦う相手。しかも大エース。しかも因縁の相手。

そのサンドイッチの味わかる？俺なら絶対味感じない。




「この後すぐ試合だぜ？」


「一緒に食うのか？俺無理｣


「しかもウシワカ」


「あのチビがさらにちっさく見える｣


「それな｣




お前らわかるよ。日向の可愛さが際立ちますよね。え？違う？

まぁなんでもいいさ。とにかく可愛いってことだ。




日向「牛島さんはなんのサンドイッチが好きですか？｣




それ聞いて何するのかなぁ？もしかして作るのかなぁ？



牛島「俺はフルーツサンドが好きだ｣



『『『『(嘘だろ！？)』』』』



月島「フルーツサンド美味しいですよね。どこのが好きですか？」


牛島「ここの近くにあるショッピングモールの地下一階の...｣


月島「そこの美味しいですよね。いちごとか｣


牛島「あぁ｣




あれれ？おかしいな。ウシワカが可愛く見えるだと？

四大天使クール代表。美少年月島とセットにするとスイカに塩法則と一緒の効果が得られるだと...？




日向「おれ、フルーツサンドなら東京の...｣


山口「それ！俺も好き！｣


影山「は？東京なら...｣


月島「そこも美味しいよね｣




なんでそんなにフルーツサンドに詳しいんだ！！




及川「ウシワカちゃんがフルーツサンド好きなのには驚きだけど、なんでその4人はそんなに詳しいの？｣




及川よく言った！！！




日向「月島がフルーツサンドめっちゃ好きなんで調べて取り寄せたりしました」


及川「納得」




納得。月島なら納得。うん。北川第一はフルーツサンドアンチを許さない。

75→←73

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す