検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:139,276 hit

第百六十五話 ページ7

A「?」

樋口「(人虎め!意外と大胆!…うん?待てよ)」

樋口の脳内

人虎が恋文を渡す
↓↓↓
先輩とあの女が別れる
↓↓↓
何がとは言わないが大変都合がよい


すると樋口は敦の肩を掴んで叫ぶ。


樋口「ナイス!!!!!」


中島「(汗)」




A「…何が?」

国木田「さぁな…」







樋口「実に形而上的な問題です。何故男性は何時もあの型(タイプ)に靡くのです?そう思いませんか?」

樋口は散々言った後、隣にいるAに振った。

A「私は別に…」

と普通に答える。

樋口「とは云え私は貴方を応援します。人虎!女性は強く押し切られるを望むもの!心で当たりなさい!でもその前髪はきちんと切るべきですね!服も新調しなさい!あと、目付きを鋭くして近寄り難い雰囲気を見せれば完璧です!」

A「お前、凄いなぁ世にいう恋愛のスペシャリストというやつか?」

樋口「ふふ。まぁ、そんなものですね」

Aに褒められたのが良かったのか、樋口は鼻を高くする。

中島「(ていうか、最後の方ただ自分のタイプな男性を言っただけなんじゃ…)」


「恋文を渡すのは彼ではないぞ」


すると急に四人の前に現れたのは布団を纏った花袋だった。


国木田「花袋」

A「久しぶりに見たな…」

花袋「我が恋熱の行方見届けぬ訳にはいくまい」


樋口「何だ、恋文の主は貴方ですか。なんと言うか…人虎に輪をかけて望み薄そうな方ですね」

A「おい…」

花袋「何をう!想いの深さならば誰にも負けぬ!」

A「(ん?この台詞、前にもどこかで聞いたな…どこだったろうか…)」


探偵社

太宰「へっぶしゅ!」

宮沢「風邪ですか?太宰さん。」

くしゃみの声を聞いて、立ち止まった賢治。

太宰「やぁ、賢治くん。実はさっきからくしゃみが止まらなくてね…」

ズズっと鼻をすする太宰。

宮沢「そうなんですか、じゃあ林檎たべますか?実家から沢山送られてきたので、新鮮でおいしですよ!」

賢治は持っていたビニール袋から林檎をひとつ取り
出した。

太宰「ありがとう。でも、折角で悪いけど今はお腹が減ってないから遠慮し…」

宮沢「この前僕、Aさんに食べさせてもらったら痛かった喉がよくなったんです!良かったら太宰さんもやってみて下さい!」ニコニコ

太宰「頂きます」







A「(ブルッ)」

再び悪寒がしたAだった。

作者から予告→←第百六十四話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (295 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1814人がお気に入り
設定タグ:太宰治 , 文スト , 愛され
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

瑠璃(プロフ) - 文ストの夢小説が読みたいです!パスワード教えていただけませんか? (10月20日 12時) (レス) id: 44da53a54c (このIDを非表示/違反報告)
Чуя Накахара милый(プロフ) - パスワードを教えていただけないでしょうか?とても面白く行きから読見たいです! (10月18日 1時) (レス) id: 60d9cbf677 (このIDを非表示/違反報告)
ばるたん - パスワード教えてください!1からみたいです!夢主が好きすぎです!宜しくお願いします! (2023年2月26日 11時) (レス) id: 63beeaa7f4 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - パスワード教えてください! (2023年1月20日 20時) (レス) id: edcc1c0605 (このIDを非表示/違反報告)
ただのバカです - パスワードッッ教えてください···。最初から見ないと、なんというか満足感が···。宜しくお願いします···。 (2023年1月16日 22時) (レス) @page25 id: 37480b1f74 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:メット x他1人 | 作成日時:2018年3月13日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。