第百六十二話 ページ4
A「お前らの事情はわかった。よし、私もそれに、協力しよう。」
中島「え!で、でも、折角の休みを潰す訳には…」
A「私は別に構わない。それに、横浜はでかいし人も多い。お前らだけでは探すのに苦労するだろ?」
中島「そ、そうですけど…」
国木田「まぁ、確かにAの言うことにも一理あるな。仕方ない、悪いがお前にも協力してもらう。」
…
A「『黒髪の撫子』の目撃情報があったのはこの辺りか?」
A、国木田、敦の三人で『黒髪の撫子』が居たという場所に来た。
中島「撫子を捜して恋文を渡せという依頼ですが、花袋さん。あれ程尻込みしていたのがなぜ急に心変わりしたんでしょうか?」
A「うむ。確かに、花袋奴はいつも怯えてばかりだったからな…それほど、その『黒髪の撫子』に想いを寄せてるんだろう。」
国木田「まるで、あの唐変木みたいだな…いや、花袋以上にアイツは異常なだけか…」
その頃、探偵社にいる唐変木は…
太宰「…へっぶしゅ!…風邪だなんて私らしくない。きっと傍にAちゃんがいないせいだ…うん。そうに違いない。絶対。」
谷崎「太宰さん…今日Aさんが休みだから、なんだか機嫌悪い…」
…
A「へっぶしゅ!…ズズッ寒気がしたな…風邪でも引いたのか?」
中島「大丈夫ですか?やっぱり、僕達に構わずに帰った方が…」
A「いや、私は大丈夫だ中島。気にするな。私を心配してくれてありがとな。」
とポンッと優しく敦の頭に手を置く。
中島「い、いえいえ!!と、当然のことを言ったまでですよ!」
敦は撫でられたせいで顔が林檎のように真っ赤に染め上がっていた。
そんな会話をしていると…三人の後ろの橋の上に黒いオーラを纏った樋口がいた。
樋口は手すりによし掛かり、目は死んだ魚のような目をしていた。
樋口「(芥川先輩が女性と逢引?それも共に自宅へ!?否、絶対に何か事情がある、あるに決まっている!)」
樋口からますます黒いオーラが放ち、周りにいる通行人は冷や汗を流しながら通り過ぎてく。
樋口「(一晩熟考し、私は一つの結論に達した、
これは_陰謀だ!!!)」
樋口は周りに気にすることなく、険しい顔に変えた。
樋口「(敵組織からの刺客。政府の潜入捜査官。いずれにせよ許せべかざる奸計に違いない!あの正体を暴き、先輩への陰謀を防がなくては!)」
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瑠璃(プロフ) - 文ストの夢小説が読みたいです!パスワード教えていただけませんか? (10月20日 12時) (レス) id: 44da53a54c (このIDを非表示/違反報告)
Чуя Накахара милый(プロフ) - パスワードを教えていただけないでしょうか?とても面白く行きから読見たいです! (10月18日 1時) (レス) id: 60d9cbf677 (このIDを非表示/違反報告)
ばるたん - パスワード教えてください!1からみたいです!夢主が好きすぎです!宜しくお願いします! (2023年2月26日 11時) (レス) id: 63beeaa7f4 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - パスワード教えてください! (2023年1月20日 20時) (レス) id: edcc1c0605 (このIDを非表示/違反報告)
ただのバカです - パスワードッッ教えてください···。最初から見ないと、なんというか満足感が···。宜しくお願いします···。 (2023年1月16日 22時) (レス) @page25 id: 37480b1f74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メット x他1人 | 作成日時:2018年3月13日 22時