第百七十一話 ページ15
人混みをかき分けて、Aは目の前の出来事に目を開かせる。
A「森先生！！」
白い白衣から真っ赤な血を流しながら座り込む、森鴎外に、Aは駆け込む。
森「Aちゃん！何故ここに…」
よく見ると、所々ボロボロだ。
A「！！」
するとここで、Aの頭の中で警報が鳴った。
Aが振り返ると、人混みの中に警官の服を着た男の後ろ姿が見えた。
A「森先生。動かないでここでじっと待っててください。時期にポートマフィアが来ます。」
Aは立ち上がると森に背を向ける。
森「待ちたまえ。君は…何処に行く気だい？」
お腹を抑えながら森はAに問いかける。
A「…それは、森先生が今、知らなくていい事です」
そう言うとAは再び人混みの中へ姿を消した。
森「(君は…いつもそうだ…そうやって…人の気持ちを知らないで勝手に消える…だから、私は君が心配なんだよ…Aちゃん)」
「ううっ…」と唸り声を出しながら森はゆっくりと倒れた。
…
暗い裏路地
ばさりと警官服を床に落とすと、すぐに自分の服に着替え始める。
その正体はフィールド・ドストエフスキー。
彼がこの事件を起こした黒幕だ。
ドスト「…？帽子は…」
籠を除くと先程置いたも帽子が消えていた。
太宰「捜し物はこれかい？」
声がした方へ振り向くとそこにはドストエフスキーの帽子を被った太宰がいた。
ドスト「…貴方ですか。」
太宰「仮面の男すら囮にした二重の暗殺者。君ならその位するだろうと思ったよ。だから逃亡経路を読み、待ち伏させて貰った。どう？似合う？」
ドスト「全く」
太宰「そうだね。こんな帽子一つじゃ、私の魅力はAちゃんに伝わらなさそうだね。だから返すよ」
太宰はドストエフスキーの帽子を外すと本人の前に落した。
ドスト「……」
太宰「魔人のドストエフスキー。君らしいやり口だ。哀れな神父殿の頭を弄って暗殺者に仕立て上げ、二組織の長を襲わせるとわ…」
太宰はそこでニコッと笑う。
太宰「それで用件は？社長に盛った毒の正体を教えて貰おうか」
ドスト「…」
…
A「…このナイフ」
怪しい影の人物を追っていると、血のついたナイフが落ちていた。
ハンカチをポケットから出すと、ナイフに被せて持ち上げる。
A「まだ血は新しい…。間違いない…森先生を刺したナイフだ」
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瑠璃(プロフ) - 文ストの夢小説が読みたいです！パスワード教えていただけませんか？ (10月20日 12時) (
レス) id: 44da53a54c (このIDを非表示/違反報告)
Чуя Накахара милый(プロフ) - パスワードを教えていただけないでしょうか？とても面白く行きから読見たいです！ (10月18日 1時) (レス) id: 60d9cbf677 (このIDを非表示/違反報告)
ばるたん - パスワード教えてください！1からみたいです！夢主が好きすぎです！宜しくお願いします！ (2023年2月26日 11時) (レス) id: 63beeaa7f4 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - パスワード教えてください！ (2023年1月20日 20時) (レス) id: edcc1c0605 (このIDを非表示/違反報告)
ただのバカです - パスワードｯｯ教えてください···。最初から見ないと、なんというか満足感が···。宜しくお願いします···。 (2023年1月16日 22時) (レス) @page25 id: 37480b1f74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メット x他1人 | 作成日時：2018年3月13日 22時
