encount1/fk ページ37
辿り着いたのは『パラレルワールド』の外れにある真っ白な建物。見た目は事務所というか……研究所みたいにも見える。
ラウールは自分の仕事場で着々とハッキングを進めているらしい。マジですげえあいつ。
ru《みんな聞こえる? こっちの準備は完了しました!》
ab「マジ? さすがだわ」
fk「俺たちも入り口まで来た」
ru《じゃあ……みんな、お願いします》
iw「よし」
入り口に向かうと扉が勝手に開いた。たぶんわかってるんだよな、俺たちが来たこと。
大丈夫、俺たちなら大丈夫。照を先頭に俺たち8人は中に入った。
最初こそ8人で進んだものの、ラウールの指示に従って別れ道でめめと康二が、舘様と翔太が、阿部ちゃんと佐久間が別れていく。気づけば俺と照の2人だけ。
fk「なんか2人になると……寂しいな」
iw「寂しいって……離れんなよマジで」
fk「照優しい……惚れちゃう」
iw「馬鹿、危ないからだよ」
正直びびってるしたぶん照もびびってるけど、冗談言えるくらいだからまだ大丈夫。
それにしても……怖い。静かすぎて怖い。
fk「こんなに静かなことある? もっと敵がいっぱい出てくるんだと思ってた」
iw「人数はそんなにいないってことか? まさか……もう罠にはまってる?」
fk「待ってそれやばいじゃん!」
iw「静かにしろって! 俺が勝手に言っただけだって、そう決まったわけじゃねえだろ」
fk「いや、そうだけど……」
＿＿後ろに視線を感じた気がする。振り返る前に、俺の体は照に押さえつけられた。
その瞬間、聞こえた銃声。俺と照の頭上を通り過ぎる銃弾。
fk「……ありがと、照」
iw「気にすんな。それよりも……来たな」
立ち上がって振り返ると、右手の銃を俺たちに向ける男が立っていた。左手にも銃を持っている。間違いなく『guardian』だ。
黒いスーツに紫のネクタイをした男が、銃口をこっちに向けたまま微笑む。
「さすがにこれくらい避けてくれなきゃつまんないもんね」
iw「……何者だ」
照が俺の前に出る。両手に光が集まって双剣が現れる。
「何者って……『guardian』だよ。俺は
μと名乗った男は左手の銃も構えて笑った。
μ「じゃ、始めようか」
iw「……ふっか、下がってろ」
fk「ああ……負けんなよ」
iw「当たり前だ」
照が双剣を構えるとμは口角を上げて銃弾を放った。
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怜(プロフ) - 玲雄さん» コメントありがとうございます! さあ…康二は何をやらかしてるでしょう(遠い目) これからも楽しみにしていただけるように頑張ります。よろしくお願いいたします! (2020年3月29日 11時) (
レス) id: bde7b3ff5a (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - アルさん» コメントありがとうございます! やばい、細かいところまでちゃんと見られてる…^^; 笑 ラウールっぽさが表現できててよかったです。これからもお付き合いよろしくお願いいたします! (2020年3月29日 11時) (レス) id: bde7b3ff5a (このIDを非表示/違反報告)
玲雄(プロフ) - 更新大変だと思いますが頑張ってください！応援してます！『舞台の幕開け』に康二が関わってたら､､､なんていう妄想してました(笑)ガンバルンバです (2020年3月29日 2時) (レス) id: 391783a751 (このIDを非表示/違反報告)
アル(プロフ) - 睡眠欲を寝たい欲っていう言い方するのruっぽくて可愛い笑笑応援してます！ (2020年3月28日 21時) (レス) id: 8c112bdf37 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 祐莉さん» コメントありがとうございます! 感動だなんてそんな…とても嬉しいです。これからも面白いお話が書けるように頑張ります! よろしくお願いいたします!! (2020年3月24日 20時) (レス) id: bde7b3ff5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年3月21日 19時
