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阿部に頼まれた本を何とか見つけて貸し出し手続きをする。
といっても、置いてあるノートに名前や本のタイトルを書くだけ。
俺も来たことなかったから知らなかったけど、大丈夫なのかそんなんで。
fk「これでいいんだよな?」
iw「いいんじゃね? 帰ろう」
古い本を持って出口に向かっていたときだった。
「深澤くんと岩本くん、だよね?」
思わずびくっとして振り向くと、にこにこ笑う小柄な男が。
sk「どうも! アニメオタク兼『guardian』の佐久間大介です! ごめんね驚かせちゃってー」
いえーい、と手を振ると揺れる淡いピンクの羽衣。
しかもこいつ、具現化してる。
iw「俺たちに何の用?」
sk「いやー、新しく『guardian』が増えたって聞いたからさ? どれくらい強いのかなーって思って。ね! 俺と勝負しよ!」
fk「え、照と?」
sk「そうそう! 最近『monster』にも遭遇してないから体がなまっちゃうし。だめ?」
両手を合わせてお願いする佐久間。
そんなこと言われても、別にふっかが危険な目に遭ってるわけでもないし。
突然現れた得体の知れないやつと戦う義理はない。
iw「……行こう」
sk「ええええええ!?」
fk「え、いいの?」
iw「だって俺たちには戦う理由がないだろ」
fk「まあ、確かに」
佐久間に背を向けて書庫を出ようとしたとき。
sk「＿＿戦う理由があればいいんだよね?」
嫌な予感がして振り向くと、佐久間が目を薄桃色に輝かせて意地悪く微笑んでいた。
＿＿何か仕掛けてくる。そう思ったときには遅かった。
fk「うわああ……っ!」
iw「ふっか!!」
突然伸びてきた蔦がふっかを柱に叩きつけた。
体を打った痛みで顔を歪ませるふっかを、蔦は容赦なくそのまま柱に縛り付ける。
sk「はっはっはー! お前の『master』を返してほしければ俺と勝負しろ!!」
iw「っざけんじゃねえ!!」
ふっかを縛り付けてもなお楽しそうな佐久間に、俺は我慢の限界だった。
ふっかを見ると、かなり動きにくそうにしながらもブレスレットを外していた。
「＿＿我、我が使いを召喚せり……!
出でよ……『大地の覇者』……!」
fk「ひか、る……助けて……!」
ふっかの声にいてもたってもいられず、俺は召喚された瞬間に佐久間に飛びかかった。
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怜(プロフ) - 祐莉さん» これからちょっとずつ公開していくので楽しみにしていてください! (^^) (2020年3月18日 19時) (
レス) id: 7ad6e662b8 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - ついに目黒君の秘密が明らかになりそうでハラハラドキドキです♪ (2020年3月17日 19時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 祐莉さん» コメントありがとうございます! 楽しみにしていただけたようで嬉しいです。お待たせしました。笑 期待に応えられるように頑張ります! これからもよろしくお願いいたします!! (2020年3月14日 17時) (レス) id: 7ad6e662b8 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - 楽しく読ませてもらってます！ ひそかに楽しみにしていた死神風な登場の彼の出番が本格的になりそうで、楽しみです♪ また、マスターやガーディアンやキューピッドの立場とも違いそうだし、いわふかだけじゃなくて他のメンバーにも絡みそうだなとわくわくしてます！ (2020年3月13日 23時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - おちゃさん» ありがとうございます! これからも頑張ります!! (2020年3月3日 21時) (レス) id: 3ccaf75687 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年2月27日 23時
