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「うぁー、また負けた! るーざ強すぎるよ〜......」



PC画面に「さすがるっくんw」
「2人ともレベル高杉」等の
コメントが右から左へ流れる。

どうせだから生放送しようってことになって
断る理由も無いので承諾した。

「loser(るーざー)なのに勝ちますよね......」
というコメントも。


「うわ、もうこんな時間.....! そろそろ終わりましょうか」


兄さんが時計を見て、僕を見る。
「おわろっか」と打ち込み、
生放送画面に送信する。


「ん、じゃあ。こんな遅くまでありがとうございました〜。おやすみなさーい」


プツ、と生放送が終了された。
TV画面をずっと見ていて首が痛くなった。

首を軽く回していると、
見兼ねた兄さんが「疲れちゃった?」と
微笑みながら言ってきた。

こくりと頷く。

もうお風呂も入っちゃったし
寝ようかな。


「ね、もう寝る準備出来てるし寝ちゃう? 部屋まで一緒に行くよ」


同じこと考えてた......。


手帳に
「部屋には一人で行くから」
と、書いて見せた。

すると兄さんはしょんぼりしていたが、
僕は無視して立ち上がり、
リビングを出た。

溺愛というか過保護というか
なんていうか、構いたがりなのかな。

だって僕の部屋って
リビングを出てすぐ左のところにあるし
ついてくるほどのことなくない?


部屋に入って、ベッドにダイブした。

目が疲れてる。
ちょっとゲームやり過ぎたかな。


ピロン、とスマホが鳴った。


ロック画面の通知を見ると、

ひまぁ。あそばね?

というLIMEのメッセージ。

......まあいっか、まだあんま眠くないし。



Aいーよ。今どこ
噴水んとこ
Aわかった



短い会話だけして、起き上がった。


カーディガンを羽織って、
いつもの鞄を持って
部屋を出た。

そこで兄さんとばったり会った。
兄さんは僕を見ると、
拗ねたような顔をした。

兄さんは高校生がこの時間に出歩くのを、
よく思っていないようだ。


「......また行くの」


頷く。と同時に、スマホが鳴り
咲から催促のメッセージが届いた。

「ひまで死ぬから早く」と表示されていた。
軽くため息を吐いた。まだ家だっての。


口パクで「ばいばい」と言って、
兄さんの横を通り過ぎ階段を降りた。




ジト目をした兄さんが安易に思い浮かんだが、
もう慣れているのでそのまま玄関に行き、
靴を履いて外へ出た。

3→←1


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霊火@nightrainbow.クリスタ(プロフ) - 更新待ってます。 (2022年7月26日 16時) (レス) id: cbcf5b3031 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Re: x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai  
作成日時:2017年3月11日 3時

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