相談も命懸け ページ25
【Aside】
「沖田くん、3分、3分だけでいいから相談に乗って!」
「その3分で、血祭りにされるか、手ェ退くか、どっちがいいんでィ」
「そりゃあ、もちろん後者って言いたいんだけども!……って、うわっ、話し聞いてぇ!」
沖田くんの部屋に入り、約一分、刀を投げられ、その次には目覚まし時計を投げられた。
もはや、カオスだよ、カオス。何気に“目覚まし時計”が、“目刺まし時計”に大変身!しちゃってるよ!
……てな感じで、このままでは埒が明かない。
現在進行形で物を投げられてるし。
「でね、その相談なんだけどさ、うおっ、ちょ、どっから出してんのソレ!?」
次から次へと投げられる物。……いやいやいや、一体全体どっから出て来てんの!?
何?沖田くんの布団は、四次元ポ○ット!?
沖田くんからの攻撃に耐えながら、思考をぐるぐると巡らせる。
そして斜め下から掛かってきた、眠そう且つ怠そうな声。
「相談つっても、どーせ土方の事だろーが。俺ァ、そんな事に付き合っている暇は無いんでさァ」
「現在進行形で寝てる人が何言ってるの!?……まぁ、一応ご名答!…って事で話し聞いて……未だに物投げるのヤメて!?」
何を隠そう、土方さんに惚れていると自覚してしまったのだ、平常運転で行けるか、不安しか無い。
正直、私は恋愛偏差値というものがゼロに等しい。
その為、色々アドバイスしてもらおうと、こうして相談をしに出向いたというのに!
この際、“土方さん”のこと“土方”って呼んでたのはチクらないであげるから、相談に乗って欲しいんだってばよ!
「煩せぇな雌豚。そんなに悩まなくても、土方に惚れてからすることつったら、マヨネーズ全裸にぶっかけて「私を食べて(はあと)」って言うだけだろーが」
「あはは、それ普通にアウト。警察が何言っちゃってんの」
「…チッ、知ってたか。つまんねぇな」
それぐらい知ってますー、そう一言返すとまた悩み始める
……けれど、やはり自分ではどうしたら良いのか分からない、というのが答えで、
――――そんな私を見かねてか、まァ、と声を掛けてきた沖田くん
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暇愛*(プロフ) - 狗冰さん» ごめんなさい、レス押すのを忘れてました…… (2019年7月15日 13時) (レス) id: 6dbb02dd11 (このIDを非表示/違反報告)
暇愛*(プロフ) - ありがとうございます!稚拙な作品ですが、よろしくお願いします! (2019年7月14日 20時) (レス) id: 6dbb02dd11 (このIDを非表示/違反報告)
狗冰(プロフ) - 面白そうです!更新ファイト! (2019年7月14日 19時) (レス) id: aa5a4ed97b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暇愛* | 作者ホームページ:
作成日時:2018年6月11日 2時