【男主】冗舌傭兵さんのオトモダチ (ページ14)

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猫と不死身男。-2 ページ14

しばし、互いに悶絶し、沈黙が続いた。

｢あぁもう！！この際だから全部言ってやる！
どうなっても知らん！
1回しか言わないからよく聞け！！！！｣

腹を括ったのか
はたまた、ヤケになったのか…
Aは、ガシィっとウェイドの頭を掴み
クッションを引っペがした。

｢俺は、お前が好きだ。
友情としてじゃない。恋愛感情として、だ｣

ウェイドの顔が、ますます赤くなる。

｢…Aちゃん本気(マジ)で言ってる？？
こんな腐ったアボカドみたいな
キン〇マに目と鼻と口が付いたみたいな顔の
無責任で無鉄砲でふざけた野郎でいいの…？｣

口を開いたと思えば
なんと、まぁ、ネガティブ発言。

｢おう。本気も本気だ。
しかも、数年前からな。
自覚した時にその問いは何回もしたし
とっくに答えは出てんだよ。
てか、いっつもクソほどポジティブなくせに
なんで俺が素直になったら
ネガティブになるんだよ。ムカつくわ｣

鷲掴みにした頭をブンブンと揺すって文句を言う。

｢お、おふ…
(名前ちゃん)、そんなに振られたら
俺ちゃん酔っちゃう｣

｢うるさい。このまま、もげろ｣

｢さらっと、恐ろしいこと言わないで！？
いくら不死身でも、痛いものは痛いからね！？！？｣

揺さぶる腕を掴まれて動きを止められる。
力勝負では適わないのはわかっているので
チッ、と(わざと)大きめの舌打ちをして
ウェイドの隣に乱暴に座った。