【男主】冗舌傭兵さんのオトモダチ (ページ11)

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蜘蛛と猫、あと不死身男。-2 ページ11

なぜなら、アジトに置いてきたはずのウェイドがいたからである。

｢Aちゃーーーーん！！
俺ちゃんを置いてどこに行くのかと思えば！！
まさか、ピーティとデートしてるなんて！！
俺ちゃんというものがありながら…！」

ヨヨヨ…とわざとらしい泣き真似をしながら
誤解を招きそうなことを大声で言い出す。

周囲の人がとても気まずそうに、
あるいは関わりたくないと言った風に
横を通り過ぎていく。

「あ！でも、ピーティとなら
俺ちゃん3Pでm｢ちょっと黙ろうか、ウェイドウィルソン君？｣

ぽっと顔を赤らめ
とんでもないことを言い始めた口を
急いで塞ぐ。

「A！あそこの路地裏はいつも人が来ないよ｣

ピーターの教えてくれた路地裏へ
半ば引きずるようにウェイドを連行する。
何を期待したのか、ニヤニヤと笑っているのが
正直、キモい。

Aがウェイドをポイッと投げ出すと
すかさずピーターのウェブシュータで
拘束し、目立たないように壁にくっつける。

「あらら？俺ちゃん大ピンチ？」

何とか抜け出そうと動いているが
何重にもなったクモ糸は簡単には切れそうにない。

｢グッジョブだよ、ピーター｣

｢ふふん！でしょ？｣

ピーターを褒めるとドヤ顔で胸を張った。
めっちゃ可愛い。