運命は、壊れていたのか? ページ8
とある高校で、女子高生が死んだ事件。
「_いじめが原因。その子のプロフィール、貸してくれるか?」
「トンちの仕事、また増えたな。あ、この子意外と可愛い。白髪なんて珍しいなぁ。でも可愛」
「無礼やろ!粛清したろか?!」
きったない声を上げて大先生はやめてぇとか言っとった。
月に一回ある会議。今はさっき起こった事件について話しとる。まぁ俺には関係ないやろ、と思って聞き流しとった。
_とある単語が聞こえるまでは。
「…ちょっと、それ見せてや。」
「まぁ、ええけど…」
トントンからプロフィールを貸してもらった。
「…孤児院出身な事も、白髪な所も、前より変わったとこもあるけど、やっぱAや…。
…ちょっと事故現場行ってくるわ。」
「ちょっ、待てや!」
「トン氏、行かせてやれ。なんか事情があるんだろう。」
「まぁそこまで言うんなら…」
遠くなっていくみんなの声。事件のあった場所に、走って向かった。
_あいつが、いる場所に。
「ここやな…っ…」
見慣れてる筈の血も、Aのものと分かったら、やっぱショックは大きかった。
「…A…。
…これ…、遺書…本格的に死ぬ気だったんか…。」
…全て、俺のせいだったんか。俺が、あの時一人にしてなければ…。
『師匠…?大丈夫ですよね…?絶対、戻ってきますよね…?』
強張った声色で必死に声を出すA。
「…大丈夫。また会えるわ。だから、しばらく待っててな…。
…もう前より成長した。頑張って、生きるんやで。」
『…はい!』
遠くなっていくAを最後まで目で追って、仕方なく大人に連れられていく。
人質として、もう行かなきゃならない。
孤児院ではたまにあること。大人たちがどうしてそうするんかはわからんけど。
…また…か。今度は弟子も出来たってのに。
…まぁ、金がある程度集まったら逃げ出せばええか。
これでまぁ3度目くらいか。
…でも、一番心配なのは、A。あいつになんかあったら…
「_結果的に、守れなかった。こんな形で会うなんてな…。遺書…師匠へ、ってことは、最期まで会うことを諦めてなかったんやな…。」
遺された手紙を開く。あいつが、最期に伝えたかった事。
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れーふぁ@東方好き(プロフ) - タユさん» いや…なんか勘違いさせてしまった私も悪いですよ…語彙力もっと増やしたい… (2019年3月23日 17時) (レス) id: e38f4452ec (このIDを非表示/違反報告)
タユ(プロフ) - れーふぁ@東方好きさん» ふぁっ!?めっちゃ勘違いしてコメントしてしまいすみませんでしたっ!!本当に理解力なくてごめんなさいm(_ _)m (2019年3月23日 17時) (レス) id: c5a1fee267 (このIDを非表示/違反報告)
れーふぁ@東方好き(プロフ) - タユさん» コメントありがとうございます!師匠はゾムさんですよ!結構過去折り込んで書いたので意味不になったのかもですが…また作品作る時はもっと緩い感じにしたいです(出来るとは言ってない)ここまでありがとうございました! (2019年3月23日 13時) (レス) id: e38f4452ec (このIDを非表示/違反報告)
タユ(プロフ) - 完結おめでとうございます!ゾムさんが師匠だったらいいなぁー……本当に面白かったです!次の作品楽しみにしてます!お疲れ様でした。 (2019年3月23日 12時) (レス) id: c5a1fee267 (このIDを非表示/違反報告)
れーふぁ@東方好き(プロフ) - BlueMoonsatelliteさん» またまたコメントありがとうございます!実は実況者歴より東方歴の方が早いという事実…気づいたらこんなの作ってました(やばい)お気に入り登録ありがとうございます!これからも頑張ります! (2019年3月17日 19時) (レス) id: e38f4452ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れーふぁ | 作成日時:2019年3月16日 19時