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風「こ、これは一体........」
黒「この顔が役に立つ時もあるものだ、若造よ」
風「えっ、は、はぁ........」
「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!A復活しました!!」
そう言って後ろのエレベーターから降りて来たのは、予想だにしていなかった二人
黒田管理官は病院でお見かけした時のまま
そして一方の少女も、病院着......に手錠
黒「降谷」
降『っ、は、はい......』
黒「随分と忙しそうじゃないか」
降『......その......』
この非常事態
驚いているのは自分だけなんじゃないかと思い周りを見てみても、やっぱり皆同じ表情
......それはガラス越しの降谷さん含めて
黒「仕方ない、借り物は余裕が出来たら直ちに返すように。分かったな」
その言葉と共に、管理官は少女の病院着のポケットに何か小さな物をスッと
「ん?よく分かんないけどラジャ!」
黒「......君ではない」
「え、違うの?」
黒「とにかく、幸運を祈っている」
風「.......あ!上までご一緒します!」
コ「ぼ、僕も!!」
「あれ?みんな行っちゃうの!?私は!?こん中どうやって入るのー!?」
・
・
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.......信じられない
「おー!外から見たのと何も変わんない!」
何度でも言うが、信じられない
「お布団無いじゃん!どこで寝るの?」
降「.......ちょっと.......静かにしてくれ」
意味が分からない
だって昨日も確かにまだ.......
それに、容態が急変したんじゃないのか?
降「.......起きたのか?」
「うん、起きた」
降「.......はぁ......そんな急に起きるなんて事あ
「無いってお医者さん言ってた」
降「.........」
「......へへっ」
降「へへじゃないだろ」
「え、じゃあてへ
降「後遺症はどうした?意識障害だとか記憶障害だとか計り知れないんじゃなかったのか?」
「それも無さそうってお医者さん言ってた。でも今のところだけどね!これから何かあるかもしれないって」
降「.......はぁ.......」
とりあえずどうしようもないから、そのポケットからさっき管理官が託していた小さな鍵を取り出して
降「手を出せ」
手錠の鍵穴にカシャカシャと
「でもね!おじさんの"A助けてー!"って声が聞こえたから起きたんだよ!起きねばって」
降「そんな事言ってないから安心しろ」
「そこは言った事にするの!」
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belle(プロフ) - はじめまして!∂さんの書く作品全部大好きでいつも読ませていただいてます!物語作り文章にするのはとても大変だとは思いますが∂さんの作品なので作者さまの感性で自由に書いていただけた方が読者の私は嬉しいです!これからも応援しています! (2023年4月18日 21時) (レス) @page50 id: a2ba23688b (このIDを非表示/違反報告)
∂(プロフ) - toratora10さん» (ご指摘のつもりじゃなかったらごめんなさい)捜査会議盗聴したり違法行為爆盛りで有名な彼なのでご容赦を🙏出来る限りリアルに書くようにしてますが至らない部分も多いので、ファンタジーの一つとしてこれからもお楽しみ頂けると幸いです🙇♀️ (2023年1月16日 16時) (レス) id: 49eaddb046 (このIDを非表示/違反報告)
toratora10(プロフ) - コナン君、臓器提供関係の内部の秘密を漏らしたり、盗聴したら、アウト、ドナー者同士の極秘もあるからね。 (2023年1月16日 15時) (レス) @page7 id: d5d529a22f (このIDを非表示/違反報告)
yo(プロフ) - 泣いてしまったァァ。お話とっても好きです。応援してます! (2023年1月16日 2時) (レス) @page4 id: aa1640b2da (このIDを非表示/違反報告)
笹で巻く餅(プロフ) - ∂さんの書く降谷さんとシリアス大好きです😭更新頑張ってください (2023年1月16日 1時) (レス) @page4 id: 3ab7b84c9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:∂ | 作成日時:2023年1月15日 21時