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山本「ァ…あのッ!霜月さん!!!!」
「びっくりしたあ、ふふ、何?」
部活の道具を片付けていた時、用具室の中で山本が顔を赤くしながら声を振り絞った。
山本「連絡先!!!良かったら追加しといてください!!!!捨てても大丈夫ッス!!!」
「ありがとう、虎」
山本「ハゥアッッッ……!!!!」
小さな紙を震える手でAに渡す山本。そんな山本に優しい笑みを浮かべて両手を自分の手で包み込むA。
そんな供給に耐えられる訳もなく、その場に蹲る山本。
犬岡「え、?!猛虎さん大丈夫ですか?!」
「あはは、大丈夫大丈夫」
楽しそうに笑いながらジャージのポケットに入っていたスマートフォンを取り出すA。
山本「大丈夫だ……ちょっと霜月さんが美しすぎてな……」
犬岡「あ!いつものやつですか!」
山本「もーちょい心配しろよ!!!!!!」
クワッと犬岡に掴みかかる山本に「だって〜」と苦笑いする犬岡。そんな2人を気にすることも無くなにやらスマートフォンをいじるA。
黒尾「おーい、ココ閉めんぞ〜早く出ろ〜」
ひょこっと黒尾が扉から顔をのぞかせて指に引っ掛けていた鍵をクルクルと器用に回した。
山本「ッス!!」
犬岡「すいません!!」
黒尾「コラッ!Aちゃん返事!!!」
プリプリと怒りながらドアを叩く黒尾をスルーして満足気な笑みを浮かべるA。
「虎、私の事そろそろ名前で呼んでくれてもいいんだよ??」
「だってチームメイトでしょ?」と山本のアイコンが写ったスマートフォンをチラつかせた。
山本「霜月さんのスマホに俺の連絡先が……!!!!!」
「あはは、名前で呼んでってば」
黒尾「え、お前らまだ連絡先交換してなかった訳?」
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はる - 初コメ失礼します!!この小説大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (12月19日 17時) (レス) @page17 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - すごく好きですぜひ烏野バージョンも、、 (2020年10月22日 23時) (レス) id: 6dda202ec3 (このIDを非表示/違反報告)
名無し51021号(プロフ) - めちゃくちゃ好きな作品に出会ってしまった……!!青城の方も見させてもらいました……!!更新待ってます!!大好きです!! (2020年8月12日 13時) (レス) id: 0886ee79c1 (このIDを非表示/違反報告)
inno - 青城のほうも見ました!!面白いです頑張ってください (2020年6月18日 7時) (レス) id: 637a950f3e (このIDを非表示/違反報告)
すぃ - めっちゃ好き!!!! (2020年6月6日 22時) (レス) id: 040106809d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みょん | 作成日時:2020年6月6日 18時