4話 ページ5
『…』
やばい、やってしまった。知らない人なのに舐めた態度をとってしまった…
沈黙を破ったのはさとみさん。
さ「ついたぞ」
な「ありがと〜!」
降りて降りて、とななもりさんとジェルさんに誘われながら前を歩いているななもりさん、莉犬さん、ころんさんの後についていく。
「おかえりなさいませ、兄貴!」
ただならぬ声量を感じて周りを見渡すと、スーツを着た男性が全員私たちに頭を下げている。
『え?』
あまりの驚きに立ちすくんでしまい、私の背中になにか当たる感触と「ゴフ」なんて汚い声が聞こえた。
さ「ほら、行くぞ」
声の主はさとみさんだった。
『あ、ああ…あに、き…』
男「おいてめぇ、さとみ兄貴になにしてんだゴラァ!」
スーツの男性の中で1人、私に睨みを効かせて声をかけてきた。
あまりの怖さに息を止めてしまう。
『あ、あの、あの…私はその…』
な「お嬢のこと、驚かせないであげて。組長の探してた大切な人なんだから。」
男「すみません、兄貴」
莉「もー!謝るのはお嬢にでしょ?ね?なーくん!」
男「申し訳ありません、お嬢。どうかお許しを」
私?と隣にいたるぅとさんの顔を見ながら聞いてみたら「そうですよ、お嬢なんです。」と言う返答。
『あ、頭あげてください!そんな謝らなくても…!』
な「それじゃいこっか!」
「組長のとこ!!」

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シェル - 初コメです。とても良い作品でした!ついつい読むのが止まらなくなってしまいました^^;更新頑張ってくださいね! (10月10日 10時) (レス) @page41 id: 351347e977 (このIDを非表示/違反報告)
たるますちっく(プロフ) - くるみさん» ありがとうございます(;;)とても嬉しいです!これからも更新していくので楽しんでいってください(っ'ヮ'c) (2022年11月21日 20時) (レス) id: e2c6d3cc36 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - 初コメ失礼します。凄く素敵な作品ですね!!読む手が止まりませんでした、w更新頑張ってください。 (2022年11月19日 22時) (レス) id: 952be5abe7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たるますちっく | 作成日時:2022年10月17日 7時