2話 ページ3
ななもりside
任務に使う資料をまとめていると、組員達の声が聞こえてきた。
莉「るぅちゃん、今日学校？」
る「うん。ついでに組長の知り合いの娘さんの件、そのまま行こうかなって。さとみくん、学校に車停めといてもらえる？」
さ「うい」
莉「組長の知り合いの娘さん、気になるな！だって組長と同じ組員でしょ？」
さ「1次団体の同期の組員だって。」
な「どうやらその知り合いさんが体が悪いみたいで、娘さんの将来の心配もあるからって事で預かって欲しいんだって。」
ジェル「にしても、どんな人なんやろな。組長、シャイやん」
俺達は綾羽組の組員。若頭も舎弟もいない。組長が直々に声をかけて…ただ一般人だった俺らを仲間にしてくれた。
例えばジェルくん。ジェルくんは湖に落ちて息が出来なくなってた男の子を救った。
さとみくんは、路地裏で虐められてる女の人を助けた。
莉犬くんはナンパされて連れていかれそうな子の彼氏役にその場でなって助けた。
るぅとくんはいじめられていても微動だにしなかった。反逆することなく耐えていた。
ころんくんは迷ってる子を迷子センターに連れて行ったり、ボランティアをしていた。
俺は…組長の妹の息子。つまり俺から見たら叔父さん。
そんな優しい人達で組長が信頼できそうな人が声をかけて…綾羽組ができた。
俺ら6人は若頭とか最高顧問とかそういう偉めの立場だけど、誰がどうとかは決まってない。若頭“候補”だったりの最高幹部の候補の6人なんだ。
な「きっと綺麗な人じゃない？」
莉「うーーー気になるーーー！！」
な「どうやらるぅとくんの通ってる学校近くのコンビニによく通うみたい。そこで待機してよっか。目印は茶髪ロング、1つ結びでカバンには猫のキーホルダー。俺もその時まで顔を調べておくから。」
る「分かりました。じゃあ僕はそろそろ学校に」
な「うん！行ってらっしゃい」
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シェル - 初コメです。とても良い作品でした！ついつい読むのが止まらなくなってしまいました^^;更新頑張ってくださいね！ (10月10日 10時) (
レス) @page41 id: 351347e977 (このIDを非表示/違反報告)
たるますちっく(プロフ) - くるみさん» ありがとうございます(；；)とても嬉しいです！これからも更新していくので楽しんでいってください(っ'ヮ'c) (2022年11月21日 20時) (レス) id: e2c6d3cc36 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - 初コメ失礼します。凄く素敵な作品ですね！！読む手が止まりませんでした、w更新頑張ってください。 (2022年11月19日 22時) (レス) id: 952be5abe7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たるますちっく | 作成日時：2022年10月17日 7時
