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鬼の妹 零 ページ1

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冨岡side


ある日俺はいつもの様に鬼狩りをしていた。
唯一生きている俺の大切な妹を家に置き去りにして…Aを鬼殺隊にする事も考えた
だが、最終選別や任務で死なれたら今度こそ俺は鬱状態になってしまうかもしれないからやめておいた…
早く任務を済ませ、早く帰る…これが俺の心得


冨岡「……帰るか…」


そう言えばあの少年と会っていないな…竈門炭治郎、まぁあいつなら生きているだろう…あいつは鬼の妹を連れている…鬼の妹……禰豆子…とても強い精神力で自分の意思を保っている…
俺は時々考えてしまう…
俺が留守中鬼に襲われ、鬼にされていたら
人を喰っていたら
そう思いたくないが思ってしまう自分が憎い



_______________________



家が近付いてきたが可笑しい
嫌な気配がする…この気配はよく知っている
_鬼の気配だ__


冨岡「っ!」


俺は家まで急いで走った
通る家通る家全て荒らされていた

案の定Aが待っている家も荒れていた


冨岡「A!!」


俺は柄にもなく泣きながら叫んだ

嘘だ…嫌だ…何処にいるんだA…返事をしてくれ…俺を独りにしないでくれ…


「う"ぅ"ぅ"……」


近くで鬼の声がした…だがこの声は俺の大好きな声だ…いつも楽しそうに笑顔で話しているあいつの声…俺の妹の声……Aの声


冨岡「……鬼になってしまったのか…A」


貴方「う"ぅ"ぅ"」


飢餓状態の鬼は家族であろうと人を喰らう
こいつが俺を喰おうとしたらどうする…
斬るのか?俺が…斬れるのか?


貴方「うぅ!」


冨岡「っ!」


襲いかかってくると思い刀は抜かず、気絶させようと構えた…

…が、思っていた事とは真逆の事をされた


貴方「うー!うー!」


Aは俺に抱き着いてきた…
いつも俺が帰ってきた時のように


冨岡「……A…?」


貴方「うーうー」


鬼になったと言わんばかりにぴょんぴょん跳ねているA
これは…大丈夫…なのか…?

信じるしかない…俺…妹を信じるんだ…


冨岡「明日の夜鱗滝さんの所へ行くぞ…」


貴方「うー!」


Aは大きく頷いた

中身は何も変わっていないようで俺は安心した

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わかば - 霧山か、、作者ネーミングセンス良すぎじゃないか?? (2月20日 8時) (レス) @page22 id: 40ce042c0e (このIDを非表示/違反報告)
k - 更新してくれるの待ってます! (5月5日 18時) (レス) @page38 id: 5d2f3eba17 (このIDを非表示/違反報告)
こん - 親がいる前でボロ泣きしてしまいました…すっごい好きです!あと、評価888票目ゲットです! (2021年11月20日 9時) (レス) @page21 id: 9c4199c2cb (このIDを非表示/違反報告)
5173(プロフ) - こんばんは!最近読みはじめて今一番ハマっているお話です!また更新してくれるのを楽しみに待っています! (2020年12月15日 22時) (レス) id: 9bc8737b45 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - こんばんは☆また更新されるのを楽しみにしてます! (2020年11月20日 17時) (レス) id: f672b2976e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そーま | 作成日時:2019年10月4日 23時

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