・ LIFE ２１２ ページ26
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『“それは出来ない。”』
Cullos｢“俺が犯罪者だから？”｣
そう言った彼の口元がニヤリと上がった気がした。
思わず身震いをしてしまい後ろに倒れそうになった。
藍沢｢A、！！｣
私の肩を掴んで支えてくれたのは耕で、その大きな手に安心した。
耕と一緒に皆も来た。私には、仲間がいる。
藍沢｢“頼む、これ以上Aの事を苦しめないでくれ”｣
そう言ったのとカルロスの手から飲みかけのコーヒーが滑り落ちたのはほぼ同時だった。
Cullos｢……You are my enemy.｣
クリアに、訳すとかそんなんじゃなくて地の底から響き渡るような低い声だった。
Cullos｢“A、もし僕が死んだら泣いてくれるか？”｣
『え、？』
Cullos｢“もう俺には誰もいないんだ。薬に手をつけたときから親からは見放されて縁も切られた。それほど、俺の中はAだけだったんだよ”｣
涙が零れた。それは、私の目からと、カルロスの目からだった。
Cullos｢“もし俺が死んでも、忘れないでくれよ？”｣
『“なにするの？……まさか飛び降り”』
Cullos｢Hahahahahahaha！！
“……まさか(笑)
飛び降りなんかしたら後始末が大変だからそんな事はしないよ”｣
ケラケラと笑ったカルロスに肩に置かれている耕の手が強まった気がした。
Cullos｢“こうするんだよ”｣
ポケットから取り出したのは……ナイフ。
その場の空気が一気に固くなり誰もが息を飲んだのが分かった。
Cullos｢“A、知ってるかい？”｣
『え？』
Cullos｢“あの銃の事件、覚えているだろう？何人も人が倒れていき、…Erizas達も死んだ。あの事件の真相を────”｣
忘れたくない、忘れてしまいたい思い出。
Cullos｢“あの銃にはラッセルクサリヘビの猛毒が塗られていた。そしてその犯人はその毒を飲んで、
─────自ら命を絶った”｣
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あられ(プロフ) - 夢主と藍沢先生が結ばれるそういう作品にしてほしいです…続き頑張って… (2018年5月23日 19時) (
レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤勝利LOVE(プロフ) - 頑張ってください これからも応援しています！ (2018年5月13日 17時) (レス) id: 9db5a86e99 (このIDを非表示/違反報告)
キラあや - いつも、続き楽しみにしています！更新お願いします！ (2018年5月11日 17時) (レス) id: bf70448eda (このIDを非表示/違反報告)
杏 - 続き楽しみにしています！ (2018年4月22日 16時) (レス) id: ce7544d8fb (このIDを非表示/違反報告)
彩 - 更新されていて嬉しいです。これからも楽しみにしてます。 (2018年3月9日 7時) (レス) id: ed5c94d402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラベン
| 作成日時：2017年12月7日 14時
