・ LIFE １９８ ページ12
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地上に降り立った瞬間、あの日の事がフラッシュバックしそうになった。
『ｯ､……はっ、』
ザザザッと砂嵐のようにモノクロのあの恐怖が蘇り救命バッグを持つ手が震えた。
大勢の人が倒れているあの広場での事件が蘇ってきそうだった。
緋山｢……冴島、やっぱり男の方行くよ。A、女性の方行って｣
私の肩を強く掴み、鋭い瞳を私に合わせた。
緋山｢あんたは1人じゃない。私も、冴島もいるから。｣
その言葉で我に返った。
そうだ、今はこんな昔のことを思い出している場合ではなかったんだ。
緋山と冴島に心の中で謝って女性の方へと走る。
『……大丈夫だ、傷は浅い。』
簡単な治療を施してその女性を担架に乗せて一緒にヘリに乗る。
『───患者情報を伝えます。』
だから私は分からなかった。
この事件の犯人の顔も、その犯人がずっと私を見ていたことも、緋山と冴島がその異変に気付いたことも。
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『いやぁ、久しぶりのオペだったね』
緋山｢お疲れ様。そういえば、あの犯人は目が覚めてある程度良くなったら警察病院に移らせるって。さっき警察の人が来てそう言ってたよ｣
『そう？分かった。』
あの傷害事件から2日経った頃、私は犯人の顔を見る暇もなくバタバタと走り回っていた。
雪村｢A先生、緋山先生、ICUの外人さんが目を覚ましました！｣
突然入ってきた雪村さんの声に私達は頷いてカルテ、点滴材を持って軽く走る。
白石｢A、来ちゃダメ！！｣
え、なに？
ICUに入った瞬間、白石は患者さんの体を抑えながら私に向かって叫ぶ。
暴れてるの？なんで？……また暴れだしたら被害が加わるから？だったら白石達も危ないじゃないか。
そう思ってその患者さんに歩み寄れば私は硬直した。
『……な、んで、』
橘｢どうした……って！！！！！カルロス！！！！！！｣
その名前は、もう二度と聞くことがないと思っていた。
心臓が、異常な程に音を立てて暴れ回る。
『ど、して、……なんで、ここにいるの』
震える手で胸を抑えて深呼吸をする。だけどそれくらいじゃ収まらない鼓動。
名取｢A先生！｣
グイッと肩を掴まれ体を反転させられる。
名取｢A先生、わからないところがあるんですけど、教えてもらえませんか？｣
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あられ(プロフ) - 夢主と藍沢先生が結ばれるそういう作品にしてほしいです…続き頑張って… (2018年5月23日 19時) (
レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤勝利LOVE(プロフ) - 頑張ってください これからも応援しています！ (2018年5月13日 17時) (レス) id: 9db5a86e99 (このIDを非表示/違反報告)
キラあや - いつも、続き楽しみにしています！更新お願いします！ (2018年5月11日 17時) (レス) id: bf70448eda (このIDを非表示/違反報告)
杏 - 続き楽しみにしています！ (2018年4月22日 16時) (レス) id: ce7544d8fb (このIDを非表示/違反報告)
彩 - 更新されていて嬉しいです。これからも楽しみにしてます。 (2018年3月9日 7時) (レス) id: ed5c94d402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラベン
| 作成日時：2017年12月7日 14時
