貴方達と、出逢えた奇跡 ３ ──

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『……デレオちゃんまん』


佐野｢うっせ｣





ぐりぐりと肩に額を押し付けてくるから地味に痛い。





スタッフ｢GENERATIONSの皆さんそろそろ……｣


片寄｢ちっ、……まだええやろ、Aと一緒にいたいのに｣


数原｢こっわ、ブラック片寄降臨や｣




なんてふたりが話してるのはもちろん聞こえてなくて、





『わ、休憩取っちゃった？ごめん！』


佐野｢は？Aといれば疲れ吹っ飛ぶだけなんですけど。｣


『……今日、デレオちゃんまんの日なの？』


片寄｢A！今日ジェネのみんなで食べに行くから、辛くなかったらおいでよ｣


『ほんと？！……良くなってたら行くね！』


数原｢おう！また後でな｣





……あぁ、さっきの涼太くんのまた後でねはこれの事だったのだろうか。



ほんと、優しいな



私は玲於くんの膝から降りて(涼太くんにまた抱き抱えられて降ろされた)玲於くんの座っていた椅子へと座った(抱き抱えられたまま玲於くんがどいた瞬間に降ろされた)。





片寄｢Aが同じグループやったら、一番早くAが具合悪い事に気づけるんすけどね。｣


数原｢もう少し、Aの事ちゃんと見とった方がええですよ｣


佐野｢俺らだったらAの事もっと大切にすんのに｣


中務｢贅沢すぎなんっすよ、JUMPさんは｣





そう言ってジェネが戻っていったのは私は知るよしもなくて、戻った後に私にメンバーが全力で謝ってきた。





山田｢まじ、ごめん｣


知念｢ごめんねA、気づけなくて｣


『ううん！全然大丈夫、私こそごめんね。』


中島｢もう、痛くない？｣


『うん！玲於くんがずっとあっためてくれたから良くなった！』





本当はまだちょっとだけ痛いけど踊れるから大丈夫。



その後の練習はミスなんかしないで全力でやり切りましたとさ。





片寄｢はぁ……あの時チョキ出しとけば｣


佐野｢ふっ、俺のパー最強っすから｣


数原｢いや、そもそも行けてない組あるからね？｣


関口｢俺だってAに会いに行きたかったのに！｣


小森｢そうだ！ずるいぞ！｣


白濱｢……ぐすっ、Aに会いたかった、｣


中務｢泣かないでリーダー、今日A飯来るって｣


白濱｢ほんと？！よし！練習頑張ろ！やるよ！｣



(((うちのリーダー単純すぎて引くわ)))





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懐かしい、夢を見たな。と目を覚ました。


あれ、なんで由佳さん───



由佳｢おやすみ、A───｣



もう一度、私は目を瞑った。




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