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君が知ってるかは分からないけれど、カシスソーダを選んだわけは理由があるんだ。




君にぴったりの、俺から君への、メッセージなんだよ。





【 貴 女 は 魅 力 的 】









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『岩ちゃん、…好き』





見事にカシスソーダで酔っ払った君は、ここが何処なのかも分からず俺に擦り寄って言ってきた。





『ずっと、見てたの…SPECIALに行く理由は貴方だったんだよ』





君は次々と驚く言葉を並べていく。




それが嘘とか、偽りとかじゃないのは、酔っているのにも関わらず真っ直ぐに潤んだ瞳を見てくるから。





『この1ヶ月、あなたが私の生きる意味になってっん、』





もう、黙って。と心で思っていたのが声に出ていた。




黙って欲しかった。




いや、黙って欲しくはないけどそれ以上は辞めて欲しかった。




言いかけていた言葉を塞ぐように君の唇に自分の唇を押し当てれば、君はびっくりしたように潤んだ目を見開いて俺にしがみついてきた。





『……キ、ス?』




岩田「その無防備すぎるの辞めて。それから…頼むから、今そんな事言わないで」





止まらなくなるから。苦しくて目を逸らして言えば、俺の感情とは裏腹に強くなる俺の腕を握る手。





岩田「俺もずっと見てた……だから、声掛けた」





これ言ったら、引かれるかな。でももう、引かれてもいいや。




好きな子が目の前にいて、俺のことを好きって言ってくれてるだけでも充分奇跡のようなものだ。




これ以上を望んではいけない。だから俺は意を決して言った。





岩田「一目惚れした好きな子に、無防備にされたら辛いんだけど、」





思わずその頭を撫でれば擽ったそうに笑って、次の瞬間、






───その瞳から涙が零れた






どうすればいいのか分からなくって君の次の言葉を待っていればか細い声で、でもハッキリと伝わるように言ったんだ。





『いいよ、』





何を言ってるのか分からなかった。





『私も、貴方を見てた』





ただ分かったのはその言葉が嬉しくて、心が満たされるような感情になって、涙が溢れたのは分かった。




嬉しい、そう言えばふふっと笑って俺の体に巻きついてきた君の綺麗な体。





『──止めないで』





もう、知らないから。とでも言うように君の体を押し倒して、フカフカのベッドへと埋め込んだ。






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設定タグ:三代目Jsoulbrothers , 岩田剛典 , 登坂広臣   
作品ジャンル:恋愛
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あっちゃん - すごくよかったです。本当にこうなればいいなぁと思いました。読むたびに感動して涙がとまりませんでした。 (2018年3月20日 21時) (レス) id: f83acd1f10 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー(プロフ) - すごく切なくて心温まる話でした。臣ちゃんsaidも結婚後も見てみたいです!楽しみにしてます (2017年12月16日 22時) (レス) id: 2003420e41 (このIDを非表示/違反報告)
ayanalovedance(プロフ) - 最高です!!結婚後すごく気になります!!! (2017年12月16日 21時) (レス) id: 30d2492fd6 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 結婚後すごく読みたいです!!キュン死しそうです! (2017年12月16日 18時) (レス) id: 0c4620f798 (このIDを非表示/違反報告)
ishrmy37(プロフ) - 岩ちゃんとの結婚後のお話も是非見たいです! (2017年12月16日 16時) (レス) id: c0d66834b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラベン | 作成日時:2017年11月30日 21時

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