【A3!】Director【男主】

監督 ページ6

｢あ、あと監督さんってどちらに…｣

天馬｢ん、ああ、監督ならそこに…｣

と言われ天馬くんの向いた方を見ると、さっぱりとした美人なロングヘアの方がいた。

｢えっ！！監督さんってあの若い女の方！？｣

すごい…こんな素晴らしい舞台を1人で…？？

そう思いながら、俺は監督さんの方へ向かい
挨拶をした。

｢はじめまして、AAです。舞台、すごく良かったです！ランプの魔人のアクションとか演出も凝ってて…｣

と感想までペラペラ喋ってしまったのだが
監督さんは

監督｢はじめまして、立花いづみです。そんな風に言ってもらえるなんてうれしいなぁ…！｣

と可愛らしい笑顔を向けてくれた。

監督｢あ、ついでと言っては難なんだけど…よかったら｣

続けざまにそう言われチラシを渡された。

｢秋組…加入、オーディション？｣

一成｢うわ、監督抜かりないな〜！｣

監督｢うん、もし興味を持ってくれたならと思って！！！｣

俺が、この劇団に…か。
役者として？

いや、でも俺が今1番したい事は_____

なんて考えていると、さっき確か…一成くんって呼ばれてたっけ？？

とにかくアラジンを演じていた彼に話しかけられた

一成｢ねえねえ、もし良かったら一緒に写メ撮ってもらってもいい〜？？インステ上げたくて！｣

と言われた。

｢ああ、俺でよければ！｣

一成｢よっしゃ〜！AAくんと写メとか500ええなは間違いなしじゃん〜！！｣

一成くん？って本当に最近の若者ってかんじだな…

天馬｢お、おい。お前そんなん撮っていいのかよ｣

｢え？あ、うん。どうせ事務所にも舞台に行くことは言ってあるしね。｣

天馬｢そうかよ…｣

とそっぽを向いた天馬くんは何か言いたげだった。

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