三十二 ページ33
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「この戦いで鬼殺隊の奴らを始末する。一匹残らずだ。残念だがAのお遊びもここまでという訳だ。最後の自由はどうだったか。」
無限城に戻されるとそう聞かれた。
こんな思いをしているというのに呑気に足を組んでいる。
『とても、有意義な時間でした。話したいことも話せましたし、満足です。』
「そうか。…可哀想に。」
『……何がでしょうか』
「弱くて脆くては儚く、一人では何もできないAが、だ。」
『そう追い込んだのは紛れも無い貴方でしょう？』
「そうだな。」
高い靴をカツカツと鳴らして近づいて、指を鳴らし鬼を結集させる。
「人間共の最後を存分に見てやれ。全てにカタがついたら正式にAを鬼にする。」
それだけ言って無惨さんは姿を消した。
「あーあ、人間のままのAちゃんはこれで最後なのかぁ…寂しいねぇ、猗窩座殿。」
「黙れ。あの御方がお決めになられたのなら、それが最善だ。」
「そう？俺は割と人間のままのAちゃん、好きだよ。まあ、決定事項だから仕方ないけど。ね、Aちゃん。俺、Aちゃんの鬼になった姿、楽しみにしてるよ！」
わいわいとはしゃぎ、私の顔を覗き込む童磨さん。
私はニッコリ微笑み、童磨さんに言った。
『見れるといいですね、鬼になった私の姿。』
「うーん…それは、俺が死ぬってこと、言いたいのかな？それとも、鬼にはならないよってことかな？どっちにしろ皮肉だよね？」
『あら、私はどちらの意味も込めて言ってますよ？』
「あはは。……笑えないんだけど。ね、猗窩座殿。」
すんと真顔になり、冷気が漂う。
「…俺は死なない。話している意味が理解できないな。」
「……ま、いいや。なんか口悪いけど、鬼になったらどうせ忘れるし。」
いつものようにニコニコ笑って姿を消した童磨さん。
追うように消える猗窩座さん。
我らもと散る他の鬼。
「私達も場所を移動します。ご命令されているのでそちらに従って頂きます。こちらのお部屋でお待ちください。」
やっと口を開いたかと思えば、そんなことを言う鳴女さん。
『ふふっ、私達 “ も ” だなんて。あなたたちと一緒にしないでほしい。』
…………ベベンッ
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新作消えてる…悲しい…嘘だろ…
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入間(プロフ) - たくあんさん» 非常早いコメントで笑 ありがとうございます！ (2020年4月27日 15時) (
レス) id: faea9d84a4 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん - 完結おめでとうございますゥ(´；ω；｀) (2020年4月27日 15時) (レス) id: a353fd29dc (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - ありがとうございます！！ (2020年1月19日 18時) (レス) id: 41deac151f (このIDを非表示/違反報告)
入間(プロフ) - えむさん» 初めまして。ありがとうございます！出来れば更新をもっと増やして行けたらなと思います！ (2020年1月19日 17時) (レス) id: faea9d84a4 (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - 初めまして、突然すみませんこのお花とても面白くて大好きです！また宜しければ更新楽しみにしています！ (2020年1月18日 20時) (レス) id: 41deac151f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：入間 x他1人 | 作成日時：2019年10月26日 23時
