Vanillaのような甘い夢＿【Noel.K×Ryuya.S 】 (ページ1)

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lazy night ページ1

Noel side

家の中では、俺が本をめくる音だけが聞こえるほど静かな夜。

最後のページを読み終え、時計を見ると夜中の11時で外は灯りも少ない。

自分の肩に重みを感じ、目をやる

如『ふふ、やっぱりか。』

ふんわりと綺麗にされた髪の毛に触れると、少し嫌がるように顔を振る

これ恋愛小説で見たなーとか、…ま、俺等も“恋人”なんだけどね、

顔を覗きこむように近づける、「…んぇぇ、」

眠そうな重たい瞼をうっすら開けている、起きたみたい

龍「だれ…、の、える…？？か、」

如『せーかい。ってか、お風呂入ってきなよ、』

怠そうに返事して、眠そうにトコトコ歩いていく姿が可愛いんだけどね

しめは何やってんだか、不思議ちゃんすぎて振り回されっぱなしだよ。

俺等って、天然ふわふわ系と真面目リーダー系で真逆なんだよね

だから何でこんなに気が合うのかなって、幼稚園から今の高校までずっとおんなじでさ

正直、しめは俺のとこどう思ってるんだろう…仕方なく、なの？好き、なの？

確かめたいけど後には戻れない気がして、やっぱりできないんだ

ねえ…禁断の恋って、しちゃだめですか…？

その先に進んじゃ、だめなんですか…、

と、一人残された部屋で考えた