4日目�� ページ9
撮影終わり。
今日も晩飯の話が始まるかと思いきや、今日はそれぞれ予定がある人が多く終わった人から解散。
メンバーシップの生放送を撮るしばゆー、ゆめまる、虫さんは残るようで、おつかれ、と声を掛けて外へ出る。
8月の末なだけあって、夜は幾分涼しくなった。
外連れてってやる、と言ったものの、一体どこに連れていけば良いのか。
そう頭を悩ませながら車を走らせ帰路に着く。
昨日とは違いエレベーターを待ち、ゆっくりと上がっていく。
「ただいまぁー」
玄関の鍵を開けるとそこには。
椅子に座ったバジュラモジュラと。
『おかえりっ！てっちゃん！』
その椅子の足元にちょこんと体育座りをしたA。
「ただいま…え、ずっと待ってたの？」
『うん！』
「いつから？」
『てっちゃんがお家出てから！』
となると15時間近くこの子は玄関先で待機してたわけか！
「あほー！夜連れてくっつったろ！朝からずっと待ってんな！」
『えへへぇ、ごめんね、楽しみで待ちきれなかったの！』
そう言って、スカートの裾をフワリと靡かせて立ちあがる。
『てっちゃん！お外行こ！』
…本当は一息休憩してからにしたいんだけど。
目の前のこの子には通用しなさそうだ。
取り敢えず、俺の愛用してる魚型のサンダルをAに貸してやり、外に出る。
(このサンダルが気に入らないらしく履かせるまでにかなり時間がかかった。お友達は踏めない、なんて泣き言言ってた)
初めて玄関の外に出るA。
放っておくとそのまま何処かフラフラと行ってしまいそうなので、しっかり手を繋いで駐車場へ向かう。
『あー！これ、Aがてっちゃんのお家来る時見た！』
そう言ってi8をマジマジと見つめる。
『てっちゃんは本当に、Aの色が好きなんだねぇ』
嬉しそうににっこり笑う。
Aの中では、オレンジ＝Aの色らしい。
Aを助手席に乗せ、俺も運転席に乗り込む。
「それで、何処行きたいとかあるん？」
『うーん、Aはお水が好きだから、お水沢山あるところ行きたい！』
この時間もう水族館はやってない。
取り敢えず、海の方へ向かうかと車を走らせた。
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えみ - 話が美し過ぎた… (2020年7月20日 3時) (
レス) id: 4b46f7439f (このIDを非表示/違反報告)
ヨウ(プロフ) - *ameto*さん» ありがとうございます！曲とともに見て頂けて嬉しいです。イメージ通りのお話になっていたでしょうか？是非また他のお話も見て下さると嬉しいです！ありがとうございました！ (2019年9月6日 0時) (レス) id: 523a836345 (このIDを非表示/違反報告)
ヨウ(プロフ) - Mrs.ぱんぷきんさん» ありがとうございます！今回は今までの橙さんとは違った雰囲気のお話だったので、不安でしたがそう言って貰えて嬉しいです！でもやっぱりラブラブなお話が書きたくなるので、また次の橙さんに期待していて下さい！ (2019年9月6日 0時) (レス) id: 523a836345 (このIDを非表示/違反報告)
*ameto*(プロフ) - 完結おめでとうございます。こうなるとわかっていても避けられない、2人の運命にうるっと来ました…。神曲を教えてくださって、こんなに素晴らしい作品を読ませていただいて、本当にありがとうございました！ (2019年9月3日 0時) (レス) id: 7b77494f9e (このIDを非表示/違反報告)
Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - 完結おめでとうございます！執筆お疲れ様でした！毎度のことながら、素敵なお話をありがとうございます！ヨウさんの書く橙さんが大好きです！心がギュってなって、きゅんってなって。次回作も楽しみに待ってます！また橙さんをお願いします！！！ (2019年9月2日 18時) (レス) id: 318cc8d8b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨウ
| 作成日時：2019年8月27日 11時
