私が守るから Part2【NARUTO】

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ん…

ここは…どこ…？

辺り一面真っ黒…、空間の狭間…？

『お父さん…？お母さん？扉間様？柱間様？』

違う…ここは空間の狭間じゃない…

『どこ、なの…』

？「ここは君の中だよ」

！、この声…

『わた、し…？』

前か後ろすらもわからず、声のした方を向けば、目が真っ黒の自分がいた

鏡…？いや、今喋ってた…

じゃあ…

自分「私はあなたの恨みと憎しみの心」

『！』

"恨みの痛みに勝つしか……"

まさか…

『……術式のせいで、本来巡り会うはずのない自分の感情と出会ってしまった…』

自分「ぴんぽーん。さすが私、頭いいね

身体能力抜群、頭脳明晰、四代目火影の娘。

アカデミーきっての天才、イタチと並ぶ力」

『！！』

自分「私は周りにチヤホヤされて、何不自由無い生活を送ってきた

でもね、そんな私でも許せないものがある

憎くて憎くて、恨みの晴れることの無い…」

『ッ…なんなの』

自分「(ﾆﾔｯ)、うずまきナルト」

『！？』

自分「そう、私の実の弟よ」

『な、なんで…なんでナルトを…私が…』

自分「"ナルトさえ生まれて来なければお父さんとお母さんは死なずに済んだのに"」

『ッ！？』

自分「"きっと今頃幸せの日常があったのに"」

『やめ、て……』

自分「"九尾も復活しなかったはずなのに"」

『やめて……』

自分「ナルトさえ生まれて来なければ！！！」

『やめてぇ！！！！』

自分「……」

『やだ…違う…私はナルトを憎んでなんか…、今だって…幸せ…「本当に？」ッ…』

自分「ねぇ、全部切り捨てちゃおうよ

"私たちを不幸にしたうずまきナルトを"

"そんなナルトを生かした里を"

"私たちを不幸にしたもの全部"

"一緒に"」

『ぁ……あ……』

自分「私ならあなたを分かってあげられる

私だけがあなたの味方

そして

あなただけが私の味方」

ポタポタと涙を流す私を、真っ黒な闇が包みこんだ

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