突然ヨコハマの街に放り投げられたら貴方はどうしますか【文スト】【勘違い】

放り投げられた 7 ページ9

中「よし、食ったな」

『ご馳走様でした…』

炒飯を食べ終わると中也さんはお皿を片付け始めた

『手伝う……』

洗い終わったお皿を乾燥機に入れていく

中「お、サンキュ。

…よし、生活用品揃えに行くか、さすがに子供用の服はねぇからな」

『う、ん……』

中也さんの手にひかれるがまま、外に出た

『人が…いっぱい……』

中「酔ってねぇか？」

『(こんな人が多いところ)初めてだし……わからない……』

中「…ほら」

『わっ』

中也さんに抱き上げられた

なんだろ…すごく安心する

中「人混みに慣れるまで、な？」

『う、ん…ありがとう……』

しばらくするとショッピングモールに着いた

マフィア幹部がこんなところにきていいのか否か……

中「パジャマと歯磨き、その他諸々をここで買うぞ」

『わかった……』

ショッピングモールの中をあちこち行き来し、色んなものを揃えた

カード払いする中也さんめちゃくちゃ格好よかった！！！！！

思い出して悶えていると、突然体が降ろされた

あれ、ここどこだろう

周りを見渡せばショッピングモールなんかじゃなく、人が全く周りにいない店の前にいた

あっれれ〜？なんかすごいこのお店高級感溢れてるんだけど私の目腐ったかな〜〜？？？

「！、中原様、いらっしゃいませ」

中に入ると店員全員が中也さんに頭を下げた

中「こいつに似合う服を選んでくれねぇか」

「はい、かしこまりました」

女の人の店員さんに手を引かれ、いろんな服を着せられた

いや、どれも高級感溢れすぎてて……

中「よし、決まったな」

中也さんが会計している間にちら、と値段を見る

『ぶふぉｯｯｯ』

中「どうした？」

『なん、でもな……』

なんっっっっだこの値段！？？！？生きてきた中でこんなの見たことねぇよ！！！！

中「ほら」

『？、わぷっ』

固まっていたら頭に重しがかかった

…帽子？

中「ちょっと違ぇけどお揃い、な？」

『！！、…あり、がと……！』

やばいやばいやばい、お揃いの帽子買ってもらっちゃったやばい

めちゃくちゃ嬉しい…！！！！大事にしよ…！！！！

「ありがとうございました」

お店を出て、帰り道を歩く

風で飛ばされないように帽子を抑えながら

中「…気に入ったか？」

『！、う、ん…！凄く……』

中「ははっ、なら良かったぜ」

『…今日、は、いろんなところ回れて…楽しかった…。
(朝起きれなくて)いつもお留守番だったから…嬉しい…

ありがとう…』

中「…おう！これから沢山連れ回すから覚悟しろよ？」

『ッ…うん…！』

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