放り投げられた 23 ページ25
ガチャ＿＿
『…ただいま。急に飛び出して、ごめん』
太「おっ、おかえり」
中に入って、敦くんの姿を探す
…いない？
太「敦くんならあっちの部屋だよ。
おや、お客さんかい？」
『…敦の、お客さん』
敦「？、呼ん＿＿＿＿ひっ！？」
『！、敦…！』
敦くんが部屋から出てきたと思ったら、院長先生の姿を見てまた部屋に入ってしまった
敦「何故…何故あなたがここに…！！
院長先生！！！！」
太「！」
院「……」
敦くんの拒絶を見て、皆少し警戒しだしたから目で言った、大丈夫だと
『…ここから先は、あなたが敦と向き合う番
あなただけで、この道を通って』
あの扉までの道を
院「…ありがとう」
院長先生はそう呟いて、コツコツと扉へ近づいた
院「…敦」
敦「っ…！」
扉の前まで行き、その名を呟いた
敦「…何しに、来たんですか…あなたは僕が憎かったんでしょう…！？」
院「敦、すまない」
敦「！？…」
院「新聞の記事を見て、敦の入社祝いをするため尋ねてきたんだ
私は君が虎の異能力を持っていることを知っておきながら、あのような行いをした。決して許されない行いを
だが私は、君の未来を優先した
君に虎のことを話して、いろんな人が傷ついたんだと知ると、小さな君は大きくなる前に壊れてしまうと思ったからだ」
敦「ッ…僕は……」
院「…今思えば、あの私の行動は、敦の心に傷をつけただけの、無意味な行動だったのかもしれない。
君に触れる資格などない
だが、これだけは言わせてくれ。
入社、おめでとう
そして
生まれてきてくれてありがとう
敦」
敦「ッ〜…！！！」
院「……邪魔をしました。私は帰ります。
Aちゃん、この花束を敦に渡しといてくれるかい？」
『……もう、帰るの…』
院「私がここにいては、敦の仕事にならないだろう？」
『…後悔、してない？』
院「…あぁ、少しでも敦の元気な姿が見れた
それで十分だ」
敦「ッ＿＿院長先生！！」
院「！、あつ＿＿ 」
すると敦くんがばんっと扉を開けて出てきて、院長先生に抱きついた
敦「…ありがとうっ、ございました…！！」
院「…あぁ………こんな私を、抱きしめてくれるのかい……敦…！」
ちょ、ちょっとやめてよ、私涙脆いんだからさぁ！！
太「…さーてさて！今更だけど、Aちゃんの入社祝いをしようか！」
「「いえーい！！」」
敦「…院長先生も、一緒に」
院「え…しかし…。……！」
『…助けたお礼として、参加していって…』
院「…そう言われちゃ、断れないな」
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ロア - 今の私とまるっきり同じなんだけど (2022年9月21日 17時) (
レス) id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
ロア - ｅ…設定のやつ私ジャングル田中 (2022年9月21日 17時) (レス) @page1 id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
酸素無駄遣い装置 - 私も放火事件のニュース、見ました。最近は、理不尽極まりない、事件、事故が多くて、ニュースを見れば毎日そう云う事件の事を目にします。これを機に一人一人が何か行動を起こすべきなのかもしれませんね。 (2019年7月23日 18時) (レス) id: 8cc010c4ca (このIDを非表示/違反報告)
紅葉（もみじ） - 院長先生好き。なんか・・・声がいい！（まぁ一番はちゅややけんな！） (2019年7月3日 21時) (レス) id: a1dab6af9d (このIDを非表示/違反報告)
玲奈(プロフ) - 更新待ってます！頑張ってください！ (2019年6月9日 16時) (レス) id: b826bbf687 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：繭花 | 作成日時：2019年5月14日 5時
