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それから１週間後、約束通りまた飲みに行った時も、
やっぱりあたし達はただの��飲み友達��で、
いつも通りの他愛のない会話をしながら飲んで食べて、
そしていつも通りにバイバイする、
、、はずだったのに。
「なぁ、今日も泊まっていってな？」
店を出て、お互いの帰路に向かって別れるダイングで、
あたしが言いかけた「じゃあ、またね」を遮るように、忠義は言った。
「ーーはい？」
イヤイヤご冗談を。
キミ、今日はそれ程飲んでいないでしょう？
しかし、そんなあたしの反応とか、世間の常識とか、そういうものは忠義にはどうだっていいらしい。
「いや、ほんまに最近一人やとよぉ寝られへんねん。
けど、こないだAと寝たら、久々にグッスリ眠れたんよ。
な？ええやろ？」
悪びれもせず、遠慮もせず、さも当たり前のように言い放つ忠義に、
「いやいや、そんなの知らないよっ
眠れないならアロマ焚いて、ヒーリングミュージックでも流しなさいよ。
じゃあオヤスミ〜」
そう言って背を向けて、さっさと駅に向かって歩き出そうとした。
だけど忠義はそれを許さず、
「ちよっ、真面目なお願いやねんて！
アロマやら音楽やらはとっくに試したしっ
ほんまに困ってんねんから、助けてやぁ…」
あたしの腕を掴んで動きを阻止し、そして縋るように訴えてきた。
その必死な様子から、どうやら冗談とか甘えとかではなく、切実なお願いであることは伝わってきた。
とは言え、
やはり��男友達の家に泊まって一つのベッドで眠る��ということが当たり前、もしくは何てことないこと、とは思えなくて、
「ーーや、そんなこと言われても…」
どうにか忠義を振り切ろうとしたのに。
振り切ってしまいたかったのに…
「ーーAやって、あんま眠れてないんやろ？」
あたしの顔に向かって伸びてきた長い指が、そっと目の下を撫でた。
あの日、忠義の腕の中で久しぶりに何も考えずにグッスリと眠れた。
だけど家に帰れば、またグルグルと巡る余計な思考が邪魔をして眠れない夜が続いていた。
更に悪いことに、眠れないままで過ごす布団の中で、思い出してしまうのだ。
あの日の忠義の体温とか呼吸とか。
そしてあの絡みついてくるぬくもりを恋しいと思う自分に気付いて、
いやいや駄目だ、と振り払う日々を過ごしていた。
そんなあたしを見透かすように、
「な…？一緒に寝よ？」
忠義は甘い呪文を囁いた。
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まめまめた(プロフ) - 渡璃凛さん» 渡璃凛さん☆はじめまして！コメントありがとうございます！文才なんて恐れ多いっ( ；´Д｀)誤字脱字だらけののろのろ更新ですが、引き続きよろしくお願いします(^^) (2020年9月9日 13時) (
レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
渡璃凛(プロフ) - 初めまして！更新めっちゃ嬉しいです！その文才本当にリスペクトしております、、！更新頑張ってください！！ (2020年9月5日 14時) (レス) id: d9624783f4 (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - ブルームーンさん» ブルームーンさん☆パワーワード笑確かに！笑 (2020年7月13日 12時) (レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - こんにちはm(_ _)m「章ちゃんの相方ちゃん」…なんてパワーワード…呼ばれたい…(ストーリーの主旨と離れててすみません) (2020年7月5日 22時) (レス) id: a475b78d7e (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - あーばるさん» あーばるさん☆コメントありがとうございます！他の作品も読んでいただいているとは、有り難し( ´∀｀)今のところ丸山さん出番少ないですが、ここから出番が増えますので、お楽しみいただけるようがんばります！ (2020年7月5日 19時) (レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめまめた
| 作成日時：2020年1月28日 14時
