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正直、予想していなかったわけではない。
他の同僚達からも幾度か同じような事を言われてきたし、
そもそも丸山さん独自の��章ちゃんの相方ちゃん��というあだ名？も、そういうニュアンスに受け取れなくもない。
が、しかし…
一番勘違いされたくない人から、何の憂いもなく嬉しそうにそのワードが飛び出したことは、
うん…ダメージがデカかった…
「あ、社内やから隠してる感じやった？
でも、章ちゃん、いっつもキミの話ばっかやからバレバレやで〜？」
そんなあたしのダメージに気付く様子もなく、楽しそうに追い討ちを掛ける丸山さん。
ーー分かっている。
ちっとも行動に移せないあたしをアシストするために、きっとヤスは必死にあたしをアピールしてくれていたのだろう。
が、しかし…
(ーーヤスよ…完全に裏目に出ているじゃないか…)
ヤスの無邪気な笑顔を思い出しながら、多少の殺意が芽生えたとて、許されるのではなかろうか。
「っ、いえ、あのっ…」
「はい、到着〜」
あたしの反論を遮るタイミングで一階に到着したエレベーター。
あたしがボタンの前に立っているにも関わらず、丸山さんはエレベーターのドアを押さえて、あたしを先に下ろそうとした。
そのスマートさに、トキメキとやり慣れてる感を同時に感じつつ、
「ありがとうございますっ」
サッとエレベーターから降りて、続いて降りた丸山さんと微妙な距離感で並んで駅までの道を歩き出したところで、
「あ、アカン、ボクんとこにも課長からの呼び出し入ってるわ〜」
丸山さんはポケットからスマホを取り出して、少し面倒くさそうに眉を寄せて呟いた。
そして、
「ほいじゃ、気ぃ付けて帰りや？」
いつかのようにポンポン、とあたしの頭に掌が触れた。
その時のあたしの頭の中は、
台風と地震に同時に見舞われた某夢の国でキャラクター達と手を繋いで踊っているような状態だった。
要するに、パニックだ。
(っ、また手っ、頭にっ、、
いや、そんな事より、まず誤解を解かないとっ！！
て言うか、一緒に帰れないのか…)
トキメキと焦りと落胆、どの感情から処理すればいいのか、完全なるキャパオーバーだった。
「あのっ、待ってっ、下さい！」
呼び止めたのは、もはや本能。
「んー？」
「違いますっ、あたしが好きなのは安田くんじゃないんですっ！」
飛び出した言葉に驚いたのは、
目の前のキョトン顔の丸山さんよりも、
多分あたしの方だろう。
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まめまめた(プロフ) - 渡璃凛さん» 渡璃凛さん☆はじめまして！コメントありがとうございます！文才なんて恐れ多いっ( ；´Д｀)誤字脱字だらけののろのろ更新ですが、引き続きよろしくお願いします(^^) (2020年9月9日 13時) (
レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
渡璃凛(プロフ) - 初めまして！更新めっちゃ嬉しいです！その文才本当にリスペクトしております、、！更新頑張ってください！！ (2020年9月5日 14時) (レス) id: d9624783f4 (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - ブルームーンさん» ブルームーンさん☆パワーワード笑確かに！笑 (2020年7月13日 12時) (レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - こんにちはm(_ _)m「章ちゃんの相方ちゃん」…なんてパワーワード…呼ばれたい…(ストーリーの主旨と離れててすみません) (2020年7月5日 22時) (レス) id: a475b78d7e (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - あーばるさん» あーばるさん☆コメントありがとうございます！他の作品も読んでいただいているとは、有り難し( ´∀｀)今のところ丸山さん出番少ないですが、ここから出番が増えますので、お楽しみいただけるようがんばります！ (2020年7月5日 19時) (レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめまめた
| 作成日時：2020年1月28日 14時
