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『��脳内丸山さん��とおしゃべりするヒマがあるんやったら、リアル丸山さんとちゃんと話しぃや？
思ってること伝えんと、妄想の中で完結させとるんやったら、片想いの時とおんなしやで。
折角カノジョになれたんやから、生身の丸山さんと向き合わなもったいないやん。』
丸山さんへ返信を送ったすぐ後に届いたヤスからのメッセージ。
ヤスらしい、真面目で優しくて真っ直ぐで正しい言葉たちに少し勇気をもらった。
と、思ったらすぐに、
『アカンかったことも、結果、全部自分の経験値になるんやで。』
と悟りを開いたかのようなお言葉が送られてきた。
ありがたや…
ーーって、玉砕前提じゃないか！
ヤスはあたしの扱いをよく分かっている。
いつも掌の上で転がすようにあたしを励まし、勇気づけてくれる。
だけど、今度ばかりは間違えたようだ。
ヤスからのメッセージは、あたしの別のスイッチを押してしまったのだ。
ーーそう、開き直りスイッチだ。
片想いと変わらない？
いやいや、十分じゃないか。
元々片想いに甘んじていたあたしが、こんな悩みを持つこと自体が贅沢なのだ。
パーテーション越しに眺めるだけだった片想いから、話して触れて体温を感じられる距離での片想いに昇格したってことじゃないか。
だったら、今のこの場所を出来る限り死守することこそあたしのミッション。
たとえ彼の周りに分厚いバリアーが張り巡らされていようが、それさえも見えないふりをすればいいじゃないか！
あぁ、そうだよ。
波風立ててぶつかって、砕け散る勇気もないチキン野郎なんですよ！
なんて、スイッチの切り替わった(方向性を間違えた)前向きな気持ちで、足取りも軽やかに会社に戻った。
ーーが、世の中そんなに甘くないらしい。
どれだけ鈍感なフリをしてみたところで、ご親切にも現実を目の前に突き付けてくれる他人様が現れるものだ。
「浅井さんと丸山さんって、付き合ってるんですか？」
席に戻る前に立ち寄ったコーヒーの自販機の前で、ブラックにするかミルクを入れるか迷うあたしの傍に寄ってきたのは、丸山さんの課のエリちゃん。
そして彼女は声を潜めるようにして、問い掛けてきた。
「ーーえ…？」
「あの、この間の土曜日、二人で歩いているところをお見かけして…」
ーーなんと迂闊なことに、あたしはこの手の質問に対する答えを用意していなかった。
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さくらもち - 更新されていた当時からこっそり読ませて頂いていました。久しぶりに読んでみて、やっぱりまめまめたさんの作る世界が大好きで、ずっと1番です。もうここにはいらっしゃらないかもしれませんが、どうか届きますように。 (3月7日 2時) (
レス) id: 5f7a39fac4 (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - ブルームーンさん» ブルームーンさん☆今回も最後までお付き合いありがとうございます！こんな贅沢な眠れない夜なら大歓迎ですよね(//∇//)続き、やっぱり気になります？今妄想中のお話が書けたら、続編頑張ってみようかなぁ… (2021年6月4日 19時) (レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - 飲みの帰りに大倉くんに焼きモチ焼かれて、安田くんに１日一人占め宣言されて、横山くんがゲロ甘…。こんな夜過ごしたらバチ当たるよね！バチ当たりたい！！続編、何卒m(__)m (2021年6月4日 2時) (レス) id: d5063d2f63 (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - ブルームーンさん» ブルームーンさん☆新しいアルバムの特典とかにどうですか？！笑 お願いします、インフィニティさん（^人^） (2021年1月25日 13時) (レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - え…この乙女ゲーム、どこでダウンロードできますか？(笑) (2021年1月23日 2時) (レス) id: a475b78d7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめまめた
| 作成日時：2020年9月9日 13時
