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部屋に戻ると玄関には降谷の靴はなかった。電気もついていないのでまた外に出かけたのだろう。
電気を付けると降谷の食べた後の食器がシンクに置かれており、私が食べかけていた食事だけがテーブルの上に残されていた。風見との会話のあいだに少しだけ食べたことにより空腹ではなかったのでそのまま冷たい味噌汁をシンクに流した。

バシャバシャと水の音だけが響く部屋を食器を洗いながら見渡す。
もしかしたらまた彼は帰ってこないかもしれない。そう思うとどうしても嫌になった。私はずっと彼が好きだ。伝えたいのにこうしてすれ違ってしまうのは、風見の言っていた彼の不器用さのせいなのだろうか。それとも私が……

そう考えていると、携帯の着信音がなった。水を止めて軽くタオルで拭きながら机に置いていた携帯を手に取る。
そこには、昼間会っていた彼の名前。出るのは少し気が引けるが彼は何も悪くないのだ。そのまま通話のボタンを押した。

「もしもし」
「ああ、A?悪いな夜に、昼間はありがとうな」
「こちらこそ、それで……どうかしました?」
「いや、お前の親父さんさもうすぐ誕生日だろ?久々にAとも会えたし、今年はプレゼント送ろうと思って……」

彼はどこまで優しいのだろうか、父が聞いたら喜ぶに違いない。

「そんな、別にいいのに……」
「いいんだよ、俺が送りたいんだから。でも俺今の親父さんの趣味とか知らなくて……だからAに買い物を付き合ってほしいんだよ」


すぐに返事が出来なかったのはやはり昼間のことがあったからだ。しかし龍臣の父への気持ちを無駄には出来ない。

「わかりました」

少しだけ、降谷の嫉妬を見たかったりもしたけど、そんな事あるわけないと自分を嘲笑った

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(プロフ) - ぱぱんださん» 殴り書き文に丁寧に感想くださりありがとうございます。勿論一部の方のみというのは重々承知ですのでこれからも私は続けていきたいと思います (2018年6月11日 1時) (レス) id: 4d1a807fc3 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぱんだ(プロフ) - が自身もよくわかるだけに、思わず長々とコメントしてしまいました。失礼致しました。そんな方たちばかりではないこともまた、わかっていらっしゃるかと思いますのでこれからもぜひ、更新頑張って下さいね(*^^*)応援しております! (2018年6月9日 22時) (レス) id: d7440f8beb (このIDを非表示/違反報告)
ぱぱんだ(プロフ) - 少し目につき、少々思うところはありました。それだけ人気なジャンルであることは重々承知していますが、自分の作品として世に送り出す以上、最低限、マナーと責任は持つべきだと私は思います。持論を勝手に申し上げてしまって申し訳ありませんが、柚木様のお気持ち (2018年6月9日 22時) (レス) id: d7440f8beb (このIDを非表示/違反報告)
ぱぱんだ(プロフ) - 前作から密かに読ませていただいております。ツンツンな降谷さん、とても素敵です!今回、騒動の件を読んでコメントさせていただきました。正直な所そのようなことが起こっていたことすら知らなかったのですが、無断転用や転用とまでいかなくとも非常に似た類似作品など (2018年6月9日 21時) (レス) id: d7440f8beb (このIDを非表示/違反報告)
*柚木*(プロフ) - アレンさん» だいぶ感情に任せて書いたので無茶苦茶な文だったと思いますが読んで下さり、また同意してくださりありがとうございます。このような事を起こらせないことは難しいですが、そういった作品を消して行く事は可能です。お互い良い創作活動ができるよう頑張りましょう。 (2018年6月9日 7時) (レス) id: 4d1a807fc3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*柚木* | 作成日時:2018年4月1日 21時

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