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ガチャリと玄関で音が聞こえ、私はハッとしてリビングに入ってくる降谷を待ち構える。顔が強ばっている私とは対照的にまるで何事も無かったかのように無表情で入ってきた降谷はネクタイを外しながら「ただいま」と言った。
「おかえりなさい……ご飯出来てるよ」
「ああ」
ダイニングテーブルに座った降谷にご飯とみそ汁とおかずを何品か出す。自分の分をよそっている間に降谷は黙々と食べ始める。
そっと自分の席に座り、降谷をチラリと見るが相変わらず無表情のままだ。
「あの、零さん……」
耐えきれなくなり名前を呼ぶと、降谷はチラリとこちらを見て簡単に返事をしたあとすぐに食事に視線を戻した。
「昼間のあれは……あの、別にそういうんじゃ」
「そんなに慌てる事でもないだろう」
「…………え?」
降谷の言葉の意味が理解出来ずに彼を見ると、私に向けた目は、あの時の、もう向けられたくないと思っていた……
「他に恋人を作ろうと構わないと言ったはずだが」
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ハアハアと息を切らして走った先には工藤の文字が書かれた表札。チャイムを押すとカメラで私を見た家主は慌てて外に出てきた。
「Aさん……どうしたんですか!?」
「新一君……」
玄関から門まで新一の顔を見ると、涙が流れるスピードが更に増す。新一は慌てて中に入るように言った。
「なんでそんなに泣いてるんですか……」
「ごめ、だってれいさん……」
「ちょっと新一!何バタバタ……と」
キッチンから顔を出したのは新一と同い年くらいの一人の女性だった。私の顔をみて驚いた表情をしている。
「え!?何してるの新一!」
「バーロー!俺じゃねぇって!!」
「もしかして……お邪魔だった?」
「あ、そんなことないですから!とりあえず上がってください」
新一にリビングに案内され、ソファに座ると先程の子がコーヒーを持ってきてくれた。
「大丈夫ですか?温かいタオルです。使ってください」
「ありがとう……あなたは、新一君の彼女とか?」
そう言うと2人は顔を同時に赤らめる。なるほど、そういう関係か……。
若い2人の間に私が乱入してしまったことに申し訳ない気持ちになりながら新一君を見ると新一は「旦那さんとまた何かありましたか」と言った。新一は蘭の方を少し見るようにして私に何かを訴えている。
この子の前で彼の名前を出すのはダメということだろうか、なんとなくだがそう思い名前を伏せて新一に経緯を説明した。
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ゆ(プロフ) - ぱぱんださん» 殴り書き文に丁寧に感想くださりありがとうございます。勿論一部の方のみというのは重々承知ですのでこれからも私は続けていきたいと思います (2018年6月11日 1時) (レス) id: 4d1a807fc3 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぱんだ(プロフ) - が自身もよくわかるだけに、思わず長々とコメントしてしまいました。失礼致しました。そんな方たちばかりではないこともまた、わかっていらっしゃるかと思いますのでこれからもぜひ、更新頑張って下さいね(*^^*)応援しております! (2018年6月9日 22時) (レス) id: d7440f8beb (このIDを非表示/違反報告)
ぱぱんだ(プロフ) - 少し目につき、少々思うところはありました。それだけ人気なジャンルであることは重々承知していますが、自分の作品として世に送り出す以上、最低限、マナーと責任は持つべきだと私は思います。持論を勝手に申し上げてしまって申し訳ありませんが、柚木様のお気持ち (2018年6月9日 22時) (レス) id: d7440f8beb (このIDを非表示/違反報告)
ぱぱんだ(プロフ) - 前作から密かに読ませていただいております。ツンツンな降谷さん、とても素敵です!今回、騒動の件を読んでコメントさせていただきました。正直な所そのようなことが起こっていたことすら知らなかったのですが、無断転用や転用とまでいかなくとも非常に似た類似作品など (2018年6月9日 21時) (レス) id: d7440f8beb (このIDを非表示/違反報告)
*柚木*(プロフ) - アレンさん» だいぶ感情に任せて書いたので無茶苦茶な文だったと思いますが読んで下さり、また同意してくださりありがとうございます。このような事を起こらせないことは難しいですが、そういった作品を消して行く事は可能です。お互い良い創作活動ができるよう頑張りましょう。 (2018年6月9日 7時) (レス) id: 4d1a807fc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*柚木* | 作成日時:2018年4月1日 21時