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｢あの、良ければ僕の家に来ませんか？ここの近くですから。それに……ここでは風邪もひいてしまいますし｣
そんな甘い言葉につられて新一の家にのこのこと入り込んでしまった。
外観にも驚いたが中も想像通りの豪華な家だ。新一は私をソファに座るよう促すとお茶を入れに行った。
思わずぐるりと見渡すがどれも高そうな家具ばかりでどうも落ち着かなかった。今座っているソファも絶対高いというのがわかってしまうほど柔らかく座り心地が良い。
工藤家といえば、新一の父である工藤優作は有名な推理小説家で、母である工藤有希子はかつて日本で人気だった女優だ。そして今では名探偵と呼ばれる一人息子の工藤新一。
もしかしなくてもこの家に入れるというのはとても貴重な事なのではないのかと焦っていると新一がコーヒーを持ってきてくれた。
｢あの、もしかしてなんですけど……あそこに居たのは旦那さんと何かあって？｣
｢ええ、まあ……｣
言い当てられたことで更に空気が気まずくなる。この青年の恋愛事情はわからないが、顔は綺麗だけどあまり経験豊富という印象も受けないし、他人の夫婦関係などどうにか出来るとは失礼だが正直思えない。
｢あ、それからお名前お伺いしても？｣
｢すみません、言ってなかったですね……。降谷です、降谷A｣
昼間もどんどん話が進んでしまっていたので名乗るタイミングがなかったことを思い出した。
｢降谷……さん、珍しい名字ですね。旦那さんの名字ですか？｣
｢え、ええ……｣
｢失礼ですが、旦那さんのご職業は？｣
謎にグイグイくる様子に困惑の表情を顔に出すと、新一は慌てたようにすみませんと謝った。
苦笑いしながらも、警察ですと答える。
｢まじかよ……｣
｢へ？｣
新一は目を丸くして暫く停止していた。
先程とは違う砕けた言葉遣いが出てしまっているので相当驚いたようだ。新一は何度も刑事事件を解決している。もしかして彼とは事件現場で出会った知り合いなのかもしれない。
｢あの、間違ってたらごめんなさい｣
｢は、はい｣
｢旦那さんって……降谷零さんですか？｣
ピタリと言い当てられたので、誤魔化すことなくコクリと頷くと、新一は顔を抑えてため息をついた。
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*柚木*(プロフ) - にゃーのまるさん» ありがとうございます。続きも頑張って書いていきますので応援よろしくお願いします！ (2018年4月2日 10時) (
レス) id: 4d1a807fc3 (このIDを非表示/違反報告)
*柚木*(プロフ) - nanoka(*´∀｀)さん» お返事遅くなり申し訳ありません。嬉しいお言葉ありがとうございます (2018年4月2日 10時) (レス) id: 4d1a807fc3 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーのまる(プロフ) - 主人公の恋がなかなか叶わないのって夢小説だと少ない方なのでそれプラスキャラ作りが固まっていて引き込まれるストーリーで良かったです。 (2018年4月2日 4時) (レス) id: 4d95e3749f (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀｀)(プロフ) - 凄く、心撃ち抜かれました← これから好きになってくやつですね！！すごい好きです！続き、首長くして待ってます！！ (2018年3月28日 23時) (レス) id: 3399c25298 (このIDを非表示/違反報告)
*柚木*(プロフ) - ひゆめさん» いつもありがとうございます〜！頑張ります(^^) (2018年3月24日 2時) (レス) id: 4d1a807fc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*柚木* | 作成日時：2018年3月8日 22時
