第38話〈変化する心〉 ページ38
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あれから一週間後、私の生活はガラリと変わる
zm｢A〜！"二人"でお昼食べん？｣
まるで犬の尾の様に手をブンブン振って可愛く駆け寄る、とは言えないスピードで私の傍にくっついて離れなくなった。それはもう、隣のオスマンの目付きが柄の悪い人にそっくりになってしまう程
【ゾム】好感度 145
『…ぇあ？』
思わず変な声が出てしまった。
いや、自分でもこれは仕方ないと思っているさ。あの一件から中身が私の弟と入れ替わったのではないかと見間違えてしまう。もしかして、これがゾムさんの本当の姿？
｢撫でてぇや｣なんて相変わらず長いローブのフードを目深く被り、私の腹に腕を回したゾムさんはグリグリと胸元に顔を埋める
彼は元々庇護欲というか。ゾムさんの行動や視線、全てが子供らしく母性を擽られつい甘やかしてしまうのだ
その結果がこれか
os｢Aちゃんはトントンと俺と食べるんや｣
zm｢今日な〜ハンバーガーってやつが出るんやって！まだ食べたことないねん、楽しみやなぁ！｣
os｢聞いてるん？勝手に話進めんでくれん？｣
zm｢Aは何食べるん？半分こせーへん？｣
こんな会話があの日から繰り返されている。両方渋々といったかんじで4人で結局食べる派目になるのだが、乾いた笑いしか出せないトントンと私を誰か助けて欲しい
ぎゅっと未だに抱きついているゾムさんを剥がそうとしても、接着剤でもつけたのかと思うくらいに離れないし『離れて』と言えばしゅんとそれはもう此方が罪悪感を感じてしまう程落ち込むから何も出来ないのだ
zm｢ふかふかやな〜｣
os｢女の子の胸に顔を埋めちゃいけないめう〜！！｣
zm｢嫌がってへんもん｣
『いや、オスマンの言う通り』
zm｢ダメなん？｣
『…少しだけだからな』
胸に顔を寄せる話題となった問題児にそれを怒る優等生のオスマン。そして其れをおさめようと顔を真っ赤にしながら慌てるトントンというなんとも言えない構図が注目を浴びるのは当然
溜息をつけば｢どしたん？｣と上目遣いで私を見るゾムさんが離れることを祈って話を戻した。
『皆で一緒に食べようか』
zm｢あんな、ハンバーガーと焼き鳥ってやつと、ぴざ？あの円形のパンの食いもん頼みたいねん｣
『そんなに食べられるのか』
｢食べれるで！｣なんてフフンとドヤ顔するゾムさんは私の腕を引っ張りグイグイと食堂へ進んでいく
『まて、まだ一限も始まってない！』
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かんぽ(プロフ) - タダノ・ミソニコミさん» コメントありがとうございます！中々進み具合が遅いので他の方と接触するのは、もう少し先やイベントの時に発展させていこうと思います！ (2020年7月14日 3時) (
レス) id: 9e38ce5fa2 (このIDを非表示/違反報告)
タダノ・ミソニコミ - もう、話の進み方がド性癖過ぎて語彙力溶けました、いつも無茶苦茶楽しみながらみさせていただいてます！毎回見るたんびに残念な頭で思考を巡らせながら読んでますw kn.utのシーンでどういうことだ？ってなりましたね…更新頑張ってください！後、大好きです！ (2020年7月14日 0時) (レス) id: 47c28898f7 (このIDを非表示/違反報告)
かんぽ(プロフ) - トーストさん» コメントありがとうございます！どうやって皆さんを入れてみようかと悩みながらも、時間が経ってしまいすみません！今日中には続編へ行けたらいいと思っています…！ (2020年7月12日 1時) (レス) id: 9e38ce5fa2 (このIDを非表示/違反報告)
トースト(プロフ) - 楽しく読まさせてもらっております。この作品めっちゃ好きです！作者様も好きです！(唐突な告白)体調に気をつけて更新頑張ってください！ (2020年7月11日 23時) (レス) id: 8d298a3565 (このIDを非表示/違反報告)
かんぽ(プロフ) - 仰げば尊死さん» 羨ましいです、元気100倍…。頑張っていきます！ (2020年6月23日 2時) (レス) id: 9e38ce5fa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：H | 作成日時：2020年5月28日 1時
