第11話〈朝の目覚め〉 ページ12
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次の日の朝
ベッドから起き上がった時の体の調子はいいものではなかった。
杖は握られた場所から魔力を吸収し魔法を作り出す、私は夜杖で少し遊んでいたせいか握ったまま寝てしまい微量ずつ吸い取られていたのだ
『(…ついてない)』
体を伸ばしてから制服に着替え、白い杖をローブのポケットにしまう。ゆっくり準備したおかげか少しずつ戻っていく魔力だが本調子は出なさそうだ
深呼吸しながら、時計を見た。
今の時間ならオスマンさんも部屋にいるだろうと、自室から少し離れた装飾が施された扉をコンコンと音を立てて扉をノックするが部屋の中から物音一つしない。
怠い体を労りながらも、談話室へと向かった。
｢おはようAちゃん｣
『おはようございます寮長。早いですね』
｢うん、マンドラゴラの水やりがあるんだ｣
この前調子に乗ったやつが引っこ抜いて大変なことになってさぁ、俺がその人達の分まで世話しないといけないんだよ。
と苦笑いした寮長の後ろにはなんとも言えない顔をした先輩方が引き攣った顔で佇んでいる。おら、行くぞと寮長は彼等の耳を引っ張りながら扉から出ていった。
｢事故だったんですって！！｣
｢うるせぇ、さっさと歩け｣
｢歩かせてくれないじゃないですか！！いててっ！｣
賑やかな声になんだと少しずつ起きて談話室に集まる寮生。副寮長が｢あぁ、あれか｣と呟きスムージー片手にソファに座り気にするなと新聞を読み始めた
『4年生になったら、マンドラゴラの飼育があるのか』
｢英雄ちゃん興味でた？｣
パッと新聞から顔を出し目を細める副寮長
マンドラゴラの栽培は凄く難しい。が、その分使い勝手がいい万能植物。城下町では出回らないし、本物を見た事ないからちょっと楽しみだな
｢あれ、無視？気に入らなかった、英雄ちゃん｣
『それやめてください』
少し睨めば｢おー怖い怖い｣と降参するように手を振り何事も無かったかのようにまた新聞を開いた。そう言えば、副寮長は結構前からここの部屋にいたんだろうか
『あの、オスマンさん見ませんでした？』
｢ん？あぁアシンメトリーの子か、俺達よりも早く起きて出て行ったからもうクラスについてる頃じゃないか｣
部屋をノックしても出なかったからまさかとは思っていたが、もう既に寮を出ているとは
そのまま寮を出ようとした時｢おい｣と声をかけられる
｢あんまし、人の事情にちょっかい出すんじゃないぞ｣
『お見通しって訳ですか』
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かんぽ(プロフ) - タダノ・ミソニコミさん» コメントありがとうございます！中々進み具合が遅いので他の方と接触するのは、もう少し先やイベントの時に発展させていこうと思います！ (2020年7月14日 3時) (
レス) id: 9e38ce5fa2 (このIDを非表示/違反報告)
タダノ・ミソニコミ - もう、話の進み方がド性癖過ぎて語彙力溶けました、いつも無茶苦茶楽しみながらみさせていただいてます！毎回見るたんびに残念な頭で思考を巡らせながら読んでますw kn.utのシーンでどういうことだ？ってなりましたね…更新頑張ってください！後、大好きです！ (2020年7月14日 0時) (レス) id: 47c28898f7 (このIDを非表示/違反報告)
かんぽ(プロフ) - トーストさん» コメントありがとうございます！どうやって皆さんを入れてみようかと悩みながらも、時間が経ってしまいすみません！今日中には続編へ行けたらいいと思っています…！ (2020年7月12日 1時) (レス) id: 9e38ce5fa2 (このIDを非表示/違反報告)
トースト(プロフ) - 楽しく読まさせてもらっております。この作品めっちゃ好きです！作者様も好きです！(唐突な告白)体調に気をつけて更新頑張ってください！ (2020年7月11日 23時) (レス) id: 8d298a3565 (このIDを非表示/違反報告)
かんぽ(プロフ) - 仰げば尊死さん» 羨ましいです、元気100倍…。頑張っていきます！ (2020年6月23日 2時) (レス) id: 9e38ce5fa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：H | 作成日時：2020年5月28日 1時
