Aimer (ページ3)

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寒い日の卓ちゃんページ3

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今日は天気予報でも最強の寒波になるって言ってた。

雪でも降りそうな曇り空に、
冷たい風が容赦なく吹きすさんでいる。

みんな大丈夫かなーと心配になって
グラウンドに行ってみると、
やっぱり寒そうに縮こまって少しでも暖を取ろうと複数で固まっていた。

カイロを持って行ってあげようとした時、
泰示さんたちと固まっていた卓ちゃんが
向こうから走って来た。

卓「ばり寒い！」

『カイロいる？』

温めたカイロを渡すと受け取って
赤くなった耳にあてたりしてる。

卓「……全然あかん、こっちがいい」

そう言うなり、私の手を取ると
自分の頬に押し当てた卓ちゃん。

突然のことで「！？」と思わず固まる。

卓「あったけ、」

そんなに温かいのか、私の手に頬ずりしたりして。

……卓ちゃんも、遥輝みたいなことするんだ。

クールでそっけない彼の一面が可愛くて、
我慢しても吹き出してしまった。

卓「……なん笑いようとや？笑」

『卓ちゃんめちゃめちゃ可愛いなーって。笑』

卓「うっさ、離れ」

『そっちが離してくれないんでしょ！』

今だけは、寒い日に感謝かな。

拳士(あっ、卓ずりー！
Aにあっためてもらって！！)

(カイロより私の方がいいんだって)

卓(くんな)

拳士(なんでよ。俺もあったまりたいんだけど)

卓(Aの手が冷たくなるっちゃろ)

拳士(いやお前はいいんかい！！)

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