Let there be light 4【僕のヒーローアカデミア】 (ページ35)

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突如現れたオールフォーワン、ヴィランのボス
彼はプロヒーロー、ベストジーニストやプッシーキャッツのメンバーを倒し、悠々と立っていた

「なんだアイツ……何が起きた」

「一瞬で全部かき消された」

震える体を縮こまらせている時、同時に聞き覚えのある声が聞こえた。嗚咽するような声
それは緑谷の幼なじみ、攫われた爆豪が突如現れたのだ

「んじゃこりゃ…！！」

「悪いね爆豪君」

苦しそうに咳をする爆豪の手にはAが抱かれており、彼女もまた息絶え絶えに咳をしている
そしてさらに現れたヴィラン連合

「先生…」

「だがめげてはいけないよ。君が大切な駒を取り戻し、新たに手に入れた。それだけで十分だ。この子も、そしてそこのお嬢さんもね。」

不気味な笑い声を漏らしたオールフォーワン
死柄木へ手を差し伸べた後、爆豪に抱かれ、体も動かせないAを見た

「さて、彼女はどうしたものかね？辛いだろう、体は動かないのに聴覚、感覚は研ぎ澄まされている。何も出来ないこの現状に苛立っているね。でも大丈夫さ時期に楽になる。爆豪君と共に君の力もこちら側に更に役立てると思うな」

「ざけんな！」

爆豪が怒鳴り、Aを抱く腕に力を込めた。

Aの視界にぼんやりと映るのは、しわくちゃなオールフォーワンの顔。何を考えているのか、何をしようとしているのか——

その不気味な存在感に、微かに開いた目で睨みつけることしかできなかった。

「全てを返してもらうぞ、オールフォーワン！！」

轟音と共に現れたのはオールマイトだった。拳を振り上げた彼の爆風が、周囲を襲った。ヴィラン連合は吹き飛ばされ、爆豪たちも衝撃でバランスを崩す。

「全てを返してもらうぞ、オールフォーワン！！」

爆風と共にオールマイトが現れ、オールフォーワンに拳を振り上げた。その爆風で爆豪達やヴィラン連合も吹き飛ばされる

「A！！！」

『……爆豪君、大丈夫ッ』

爆豪の腕から離れ、Aは床に転がった。

「行こう死柄木！駒持ってよ！」

爆豪はすぐさま駆け寄り、彼女を守るように立ちふさがった。

その背中越しに、Aは目を見開く。オールマイトの拳を受け止めるオールフォーワンの姿がそこにあった。

爆豪はAを守りつつ応戦する。

その光景を、緑谷たちは何もできず見つめていた。恐怖と焦りに心が押しつぶされそうになりながらも、ただ身を潜めることしかできなかった。

緊張感だけがその場を支配していく——オールマイトとオールフォーワンの戦いが、いよいよ炸裂する中で。