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第一話 最下級構成員 ページ2

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静寂に包まれる空間。


無駄に広々とした廊下を歩きながら、私は今日の仕事内容を思い出していた。



とは云っても、別に組織の殲滅だとか拷問だとかそんな黒いものではない。





私は一応、横浜を裏で取り仕切るポートマフィアに所属している。



ポートマフィアと聞けば誰もが青ざめるとても有名な組織だ。


人を殺すのは日常茶飯事だし、仕事は基本口外出来ないような黒い仕事ばかり。とはいえ、それも階級による。




私は何処にも属さない一番下の階級、最下級構成員だ。


マフィアに属している者には卑下され見下されているし、正直云って何故マフィアをやっているのかと問われる程に低い地位。



仕事と云ったって、マフィアの物を万引きをした子供を叱るだとか抗争に巻き込まれた子供を手当てするだとか、そんなものばかりだ。


けれど人は殺さなくても良いし、給料も一人生活出来るくらいは全然ある。




最下級構成員の魅力は、人を殺さなくてもいい事だ。



周りからすれば人を殺す勇気すらない臆病者というレッテルを貼られているけれど、私としては例え誰に何を云われようと人を殺す事だけはしたくない。


だってそれは、前世で教師であった私を愚弄する行為でもあるのだから。



私は人に恥を晒すような生き方はしたくない。


自分の生きるように生きたいし、誰かに決められて生きる人生に自身の価値は見出だせないと思っている。



それに、だ。この世界には私の生きる理由であり誰よりも大切なものがある。


それは前世で私が最も愛していた、最推しである太宰治だ。



文豪ストレイドッグスと云われる漫画の主要人物である彼の幼なじみとして産まれた私は、全ての運気を使って幸せな毎日をおくっている。


だから最下級構成員であっても、別に何も思わないし寧ろ毎日が楽しいのだ。






「Aー!」




噂をすれば何とやらと云うものなのか、丁度今考えていた人物が背後から抱き着いてきた。



相変わらず抱き着き癖の強い彼の名は、太宰治。


この世界での私の唯一の幼なじみであり、愛して止まない前世の最推しである。



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第二話 幼なじみ→←プロフィール



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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月10日 19時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
水瀬月鏡(プロフ) - I am gotさん» コメントありがとうございます!神作だなんて…!!(泣)こんな作者の作品を好いて下さり本当に有難うございます!これからも頑張らせて頂きますね! (2019年7月21日 14時) (レス) id: 6aa236e388 (このIDを非表示/違反報告)
I am got(プロフ) - ヤバイ。神作。めっちゃ好きです!!続編楽しみにしてます!! (2019年7月21日 14時) (レス) id: dd6540e082 (このIDを非表示/違反報告)
水瀬月鏡(プロフ) - 結月さん» コメントありがとうございます!沢山妄想しちゃって下さい!(笑)更新頑張ります! (2019年7月18日 10時) (レス) id: 6aa236e388 (このIDを非表示/違反報告)
結月(プロフ) - 今日も今日とて妄想させて頂いてます!更新待ってます (2019年7月18日 10時) (レス) id: 013547788b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水瀬月鏡 x他1人 | 作成日時:2019年7月14日 16時

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